校長先生のお話

安全のために

安全のために

 今週で、5月が終わります。来週からは6月です。どんどんと気温も上がってくると思います。熱中症の予防も考えなくてはならない季節になりました。
 さて、先週は定期健康診断のことから、健康づくりについてお話ししました。今週は、安全についてお話ししたいと思います。
 学校では、皆さんが安全に、そして安心して学校で生活したり学習したりできるように、学校の先生方やお家の方、学園の方々がそれぞれに、いろいろな備えをしてくれています。今週の水曜日、避難訓練があります。日本では、毎日のように、どこかで地震が起こっているように思います。私は、避難訓練でいつも言っていることは、「自分の命は自分で守る」ということです。
 いざという時、自分を守るのは自分です。学校でいる時に地震や火事がおこっても先生がいるから大丈夫ではありません。いくら先生がいたとしても、自分で周りの様子をよく見て、自分で気を付けて、自分で考えて行動していくことが大切です。
 休み時間の外遊びでも同じです。遊びに夢中になってしまい、周りのことを見ていなくてぶつかりそうになるのを、よく見かけます。元気に遊ぶのはよいのですが、その時、もう少し周りの様子にも気を付けていくことができればと思います。いつものことだから大丈夫と思っても、今日は大丈夫でないかもしれません。
 もう一つ、ルールを守ることも大切です。一番よい例が、交通ルールです。自動車や歩行者が、ルール関係なく自分の思ったとおりにしていたら、いたるところで交通事故になってしまいます。交通安全のための交通ルールです。そして、みんなが守ることによって、安全が守られていくのです。
 学校の廊下でも同じです。廊下や階段では走らないというルールがあります。このルールを守られていない人もたくさんいるように思います。何もなかったからよいのではダメです。何かあってからでは遅いのです。何かある前に、一人一人がルールを守ることを実行していくことが大切なのです。
周りのことに気を付けること・ルールを守ること、これだけでも、ずいぶんと事故がなくなり、安全が守られるのではないかと思います。
 ぜひ、一人一人考えてみてください。