校長先生のお話

芸術の秋

芸術の秋

 まず最初に、先週の金曜日と土曜日に、5年生が奈良社会見学旅行に行ってきました。5年生の皆さんは、徳島文理小学校の児童として、りっぱに行動でき、学びを深めてくることができました。
 また、土曜日には、入試説明会があり、来年の入学を予定されている方が来られていました。その時のアンケートを読んでいて、皆さんが一生懸命に授業に取り組んでいる姿をほめてくだっていました。とてもうれしいことです。これからもがんばりましょう。

 さて、先週の朝会で、いろいろな秋について、お話しをしました。今週は、芸術や文化の秋らしい行事があります。水曜日には、4年生が阿波おどり会館に行き、徳島の年中行事であり、400年の歴史をもつ伝統的な文化に親しみ、社会科の調べ学習をすることになっています。また、木曜日には、楽焼きの色つけがあります。
 そして、何と行っても金曜日の徳島文理大学音楽学部の先生方に来ていただき、特別のコンサートを行います。ピアノのマリオッティ先生とバリトンの熊谷公博先生です。お二人とも、日本だけでなく、世界的に知られた方で、大きなホールなどでコンサートやリサイタルを開くと、満員のお客様が来られます。そんなすばらしい音楽演奏家が学校に来てくださるのも、同じ村崎学園の大学と小学校だからです。決して当たり前ではないのです。
 実は、昨日の日曜日には、その音楽学部では、むらさきホールでウインドオーケストラ定期演奏会がありました。この中にも行った人もいるのではないでしょうか。新型コロナウイルス感染症のために開催が危ぶまれていましたが、無事にでき、すばらしい演奏会となりました。
 いずれにしても、学校でも、音楽の時間や図工の時間があります。その他にも、体育での表現活動、国語での詩歌や小説などの文化についての学習があります。さらには、毛筆や硬筆を学習する書写の時間もあります。なんで、そのような学習があるかというと、知識や理解などの力を育てると同じくらい、感じる・表すという学習も大切なのです。別の言い方をしたら、頭の学習だけでなく、心の学習も大切なのです。そのことによって、人として豊かさが育っていくのではないかなと思います。
 皆さんも、これからもいろいろなことに感じ、表していきましょう。