校長先生のお話

読書の秋

読書の秋

 先週の木曜日、急に学校を臨時休業としました。それは、新型コロナウイルス感染症予防のためで、まずは安全を確認しなくてはならなかったからです。保健所の方に安全ですと言っていただいたので、翌日から授業を再開しました。その時に、保健所の方から、文理小学校での新型コロナウイルス感染症の予防対策はとてもよくできていると言ってくださっていますので、これからも対策を続けていきたいと思います。皆さんも、しっかりとしなくてはならないことをしていきましょう。

 さて、先週の朝会で、芸術の秋についてお話しをしました。今週は、読書の秋です。
 それは、明日27日から読書週間となっているからです。この読書週間は、11月3日の文化の日を挟んで、前後の2週間を読書週間としています。約70年の歴史があり、読書の力で、平和な国を創ろうとして始まりました。
 みなさんは、本を読むことが好きだと思います。本は、私たちにとって、重要な役割を果たしていると思います。知識だけでなく、自分の考えを深めることに役立ちます。
 読書週間では、毎年、全国から読書することへの標語が募集されます。今年選ばれた標語を紹介します。それは、「ラストページまで駆け抜けて」という標語で、野呂美由紀さんという方の作品が選ばれました。野呂さんは、この標語について、こんなふうに言われています。「物語に引き込まれラストまで駆け抜ける。早く走り抜けても、のんびり歩いても。本は自分のペースで読み進められます。道のりが困難でもゴールは待っていてくれる。 あなたを待っている物語がきっとあると思います。」低学年の人には難しいけれど、読書は自分のペースで進められ、最後まで読むと、何か達成できるのですね。
 いずれにしても、皆さんは、徳島県で一番本の多い学校で勉強しています。図書室も3つもあります。他の学校では考えられないことです。朝の読書もしています。1年生から3年生までは親子読書会もしています。
 読書は、日本からはるか離れた外国のことや昔や未来のことなど、目にしたことのない建物や人物、そして景色まで、自分の心の中で思い浮かべることができます。まさに、校歌の3番にあるように「心のつばさもつならば思いのままに西東飛んでいけるね本の国」です。いい本にたくさん出会えるように期待しています。学級文庫や図書室の本など、おおいに読書の秋を楽しんでください。