校長先生のお話

来週は勤労感謝の日があります

来週は勤労感謝の日があります

 先週の金曜日、文理大学音楽学部のマリオッティ先生と熊谷先生が来てくださり、すばらしいコンサートを開いてくださいました。本当にすばらしい演奏でした。

 さて、来週の月曜日は、お休みで朝会がありません。11月23日は、何の日でお休みでしょうか。11月23日は、勤労感謝の日で、国民の祝日となっています。国民の祝日に関する法律には、この勤労感謝の日について、「勤労つまり働くことをたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」と定められています。いずれにしても、みんなお世話になっていることに感謝する日です。

 人は、一人では生きていけません。誰かのお世話や助けがあって、生きていけます。
 例えば、食べ物を考えてみると、よく分かると思います。ご飯をおいしくいただけるのも、いろいろな方の働きがあってのことです。お米を作っている農家の方々の工夫や苦労があります。農家の方が仕事しやすくするために、いろいろな機械や肥料などを作っている仕事、お米や機械を運ぶ仕事、それらを売る仕事、お米を使って料理する仕事などなど、本当にいろいろな仕事があって、その仕事を一生懸命に頑張って働いてくださるからこそ、ご飯が食べられるのですね。
 皆さんが今来ている服でも同じです。糸を作る仕事、糸を布にする仕事、色を染める仕事、デザインする仕事、服に仕上げる仕事、それらの作業が出来る機械を作る仕事、運ぶ仕事、売る仕事などなど、みんなが繋がって仕事ができるのです。その仕事では、必ず働いている人がいます。
 当たり前のように生活していますが、一つ一つ、いろいろな仕事をしている働く人によって、成り立っています。つまり、いろいろな方にお世話になっているのです。
 お世話になっているということは、感謝の気持ちをもたなくてはなりません。
 感謝の気持ちを表す言葉が、「ありがとう」「ありがとうございます」です。
 私たちは、こんなすばらしい感謝の言葉が使えるのです。
 仕事には、おうちの仕事もあります。皆さんのお世話をしてくださっているおうちの方々にも、感謝の心をもって、一言ほしいものですね。
 感謝ということを、考える機会にして欲しいと思います。