校長先生のお話

人権週間とは

人権週間とは

 今日は、12月7日です。12月に入って最初の朝会です。そして、今日は「人権」について、お話ししたいと思います。
 実は、今、この人権について考えましょうという人権週間なのです。この人権週間は、今から72年前の1948年12月10日に、国際連合という会議で、世界中の人たちが安心して幸せに暮らせるようにとの願いで、「世界人権宣言」が提案されました。そこで、この12月10日を世界人権デーとして、世界中で記念行事が行われるようになりました。
 日本では、1週間前の12月4日から10日までを人権週間としています。つまり、今日、12月7日は、この人権週間の真ん中に当たるのです。

 低学年の人にとって、人権という言葉は難しいかもしれません。人権とは、 「世界中のだれもが、差別やいじめや仲間はずれのないように、安心して幸せに毎日を過ごすことができること」です。そのためには、世界中の人たちが、「自分を大切にするのと同じぐらい、家族やお友達、そして、他の全ての人たちを大切にしていきましょう」ということです。
 別の言い方をすると、誰かから自分が大切にされるからこそ、人は自分を大切にできるようになり、自分を大切にできるからこそ、人は他の人も大切にできます。
 そのためには、「ありがとう・すごいね・優しいね・うれしいよ・仲良くしようね」など、言われるとうれしくなって、ついニコニコ笑顔になる言葉をたくさん使っていくといいと思います。このような、すぐにでもできることを積み重ねていくことによって、人権が守られることになっていくようになると思っています。
 ぜひ、学校でも、おうちでも、いろいろな場所でも、心がけて欲しいと思います。