校長先生のお話

梅雨時の注意

梅雨時の注意

 雨がしとしと降る季節になりました。梅雨(つゆ・ばいう)と言いますね。今年は,6月13日に梅雨入りしており,いつもの年よりも遅かったようです。毎年,この時期の雨は,とても大切な雨です。それは,農家の人たちにとっては,どうしても必要な雨です。米作りをする上で,水田というくらいですから,田んぼに水があるから,稲が成長していきます。また,野菜や果物を作るにも,雨は必要です。
 また,この時期の雨におかげで,夏の水不足にならないことにもつながります。人間が生活していく上で,必要不可欠なものが水です。4年生の社会科で,水道の学習,5年生社会科では米作りを中心にした農業の学習をしていると思います。

 でも,この時期だからこそ,気を付けていかないといけないことがあります。
 一つは,健康に気を付けていくことです。
 このじめじめとするこの季節が好きな生き物がいます。何だと思いますか。それは,カビです。パンを何日かそのままにしておいて,カビがはえたことがある人はいませんか。また,食中毒も起こりやすくなります。さらに,暑いからと言って,水をがぶがぶ飲んでおなかを壊したり,汗のしまつをきちんとしてなくて風邪を引いたりしまうこともあります。

 二つ目は,むしむしと暑くなります。そうすると,ついつい川や海で遊んだりします。用水で生き物を採ろうとしたりします。昨日,全国で何人もの尊い命が,水の事故によって失われています。これも気を付けなくてはなりません,暑いからということで,熱中症にも気を付けていかなくてはなりません。

 三つ目は,雨の日の過ごし方について気をつけてほしいということです。
 雨が降ると,学校で外遊びができません。特に,雨の日は廊下や階段が濡れていることがあります。いつも以上に滑りやすくなり,転んで頭を打つかもしれません。友達とぶつかって怪我をするかもしれません。どのように休み時間を過ごしたらいいでしょうか。学級で話し合ってみてください。