校長先生のお話

七五三の行事から

七五三の行事から

 先週の月曜日は,四年生が牟岐少年自然の家宿泊学習に出発したので,朝会がありませんでした。二日間,大自然に触れたり,楽しい活動をしたりして,友達との思い出をたくさんつくることができました。

 さて,日本には昔からの伝統行事があります。昨日の日曜日に出かけていると,神社のあたりで,着飾った男の子や女の子づれの親子を見かけました。
 明日の11月15日は,七五三です。昔から,3歳の男の子・女の子,5歳の男の子,7歳の女の子について,その成長に感謝すると共に,これからも健康で成長出来るようにと言う親の強い願いで,お宮参りするのが,この日とされています。
 これは,昔は,今のように医学が進んでおらず,お薬もあまりありませんでした。また,衛生状態もよくなく,子どもが小さい内に亡くなっしまうことがよくあったということで,「七つまでは神様の内」という言葉も残っているぐらいです。よく3歳まで5歳まで7歳まで育ってくれたなという感謝,これからも丈夫で元気にいて欲しいという願いから,今に続いているのです。
 皆さんの命はとても大切なものですと,これまでも何度となく言いましたが,皆さんの命は,皆さんだけのものでなく,お父さんやお母さんをはじめとして,家族みんなの思いがあってのことなのです。
 さらには,大人にとっても大切なものです。子どもが元気によりよく成長していってこそ,私たちの地域,徳島,日本,世界が発展するのです。子どもは宝物なのです。だからこそ,皆さんは,今,学校でよりよく成長するためにお勉強をしているのです。そんなことも考えて,しっかりとがんばりましょう。 
 だんだんと寒くなると風邪をひきやすくなります。インフルエンザも気になります。新型コロナウイルスも少しずつ増えています。健康一番で,過ごしてください。