校長先生のお話

失敗することは大切

失敗することは大切

今日は、昔の暦で言うと「大寒」となっています。1年の中でも、このあたりが一番寒くなると言われています。今年は、いつもの年より暖かいようですが、先週から寒さが厳しくなっています。そんな先週から始まった耐寒訓練、まさに寒さに耐えて体を鍛えることにより、かぜやインフルエンザも寄せ付けない体にしていってほしいものです。
そして、今週は、いろいろなことがあります。明日は今年最後の授業参観となっています。明後日は、観劇があります。木曜日・金曜日は耐寒訓練です。しっかりといろんな意味で学んでください。
さて、玄関に、「間違うから覚える 失敗するからできるようになる」という貼り紙をしているのを知っていますか。皆さんの中には、「失敗することは悪いことだ」とか、「間違うのは恥ずかしいことだ」と思っている人がいるようですが、私は、そうは思いません。
先々週と先週に、学習・生活がんばりカードに自分のことを振り返ってもらいました。気になることがありました。「授業中、先生や友達の話をしっかり聞いていすか」で、できていない人が7.8%でした。これも多いと思うのですが、「自分から発表していますか」で、できていない人が先ほどの4倍の29.9%でした。もっと言えば「分からないときには先生に質問していますか」で、32.5%ができていないのです。
できていない人に、個人的に何人かどうしてか聞いてみました。すると「はずかしいから」「間違うと笑われるかもしれないから」でした。
人は、生まれたときにはできないことを、その後で一つ一つできるようになっていくのです。でも、それは、間違ったり、失敗したりすることを、怖がったり嫌がったりしていてはできないのです。間違ったり、失敗したりすることは、大切なことなのです。
それともう一つ、間違ったり、失敗したりした人を笑ったり、からかったりしてはいけないということです。そんなことをすると、せっかく頑張ろうという気持ちがくじけてしまいます。
一人一人、考えてみて欲しいと思いました。