【校長先生のお話】悪者扱いのセイタカアワダチソウ

 皆さん、セイタカアワダチソウという花を知っていますか。
 この花は、まつすぐに長く伸びて、その先には黄色い花をいっぱいに咲かせています。花の感じが、ちょうど泡がたっているように見えるため、このような名前がついています。そして、このセイタカアワダチソウは、アメリカからやってきて、日本のススキを枯らしてしまい、その上、花粉が子どもたちのアレルギーの原因になるということで、ずいぶんと悪者扱いされています。私も、これまでずっとそう思っていました。

 ところが、最近、読んでいる雑誌に、セイタカアワダチソウのとてもよいお話がのっていました。その雑誌には、「花粉でアレルギーを引き起こすのは違うかもしれない」ということです。逆に、「乾燥させて飲むと健康のためになる、この花で絹織物を染めると美しい若草色になる」ということも書いてありました。私は、とてもびっくりしてしまいました。ずっと悪い植物だと信じてきたのに、どうやら違っていたかもしれないのです。

 また、よく調べてみると、セイタカアワダチソウは、増えすぎないように自分を抑える性質が有り、最近では、日本のススキも増えつつあると言うことです。さらには、秋が深まり、花が少なくなってくる季節には、ミツバチをはじめとして、虫たちにとっては貴重な蜜の宝庫なのだそうです。

 このセイタカアワダチソウのことから、私は、自分で調べてもみないのに、勝手に悪者と決めつけてしまうのはいけないなと思いました。

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