校長先生のお話

食べ物に感謝!

食べ物に感謝!

先週の観劇、すわらじ劇苑の「ひとつぶのお米」でした。食べ物を粗末にしてはいけませんという内容だったと思います。食べ物を大切にし、感謝して食べる心をもってもらうためには、とてもよいお話だったと思います。

そのことと関連して、ちょうど、今、「全国学校給食週間」になっています。毎年、1月24日からの1週間がそうなっています。当たり前のように食べている学校給食ですが、日本で最初に始まったのは、明治22年で、山形県の私立学校だったそうです。そして、全国の小学校で給食が始まったのは昭和27年と言われています。

ところで、給食では、「いただきます」「ごちそうさまでした」という挨拶をします。誰に対して言っているのでしょうか。私は、この言葉は、3つの感謝の気持ちがあると思います。
1つは、給食を作ってくれた調理員さんに対して「作ってくれて、ありがとうございました。」という感謝の気持ちです。2つめは、野菜やお肉、魚や果物などを生産してくれている農業や水産業、食料製品を生産してくれている工場の人たちへの「私たちのためにお仕事をしてくださってありがとうございました。」という感謝の気持ちです。
そして、3つめは、私たちが元気に成長したり生活したりするためには、食べ物となる生き物への感謝の気持ちです。私たちが、毎日元気でいられるのも、多くの命をいただいているからです。

そんなことを考えてみれば、「ひとつぶのお米」の劇の意味がより分かってくるのではないでしょうか。また、このことは学校給食だけでなく、お家のごはんについても同じことです。一人一人が、考えて、どうすればよいか決めて行動していきましょう。
そして、しっかりと食べて健康な体をつくり、寒い冬を元気に乗り切りましょう。