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令和3年度に向けた進学説明会におけるご質問への回答

令和3年度に向けた進学説明会におけるご質問への回答

 去る6月13日(土)開催いたしました進学説明会に、多くの方々にお越しいただき、お礼申し上げます。今年は、新型コロナウイルス感染症のために、会場の変更、マスクの着用、参加人数の制限等々でご不便をおかけしました。また、当日は、降雨がなかったものの、とても蒸し暑く体育館での説明会ではご迷惑をおかけしました。たいへん申し訳なく思います。10月10日の入試説明会では、新型コロナウイルス感染症もさらに落ち着いていることを願っております。
 進学説明会の折に口頭でお尋ねいただきましたこと、アンケートにお書きいただきましたご質問について、お答えさせていただきます。

Q1. 共働きなので、放課後預かり教室の内容を具体的に知りたいです。

A1. 本校では、「放課後預かり教室」を開設しております。1~4年生について、授業日の月曜日から金曜日に、放課後から午後6時30分まで、課題学習や読書、知育遊びを中心に実施しています。また、長期休業中にも、土・日・祝日・お盆・年末年始休を除いて、午前8時から午後6時30分まで実施しています。入学案内P15にも掲載しております。
 指導については、本校教員が交代で1名、徳島文理大学で教員を目指している大学院生や学生が数名あたっています。
 学期期間中は、基本的に午後4時20分までは自分の教室で課題学習したり読書したりしています。その後、午後4時30分までにランチルームに行き、おやつを食べ、4階図書室に行き、課題学習や読書、知育遊びをしてお迎えを待つことになります。知育遊びとは、パズル・レゴブロック・折り紙・カルタ・将棋・オセロ等々です。例えば、折り紙やブロックは、図形感覚の育成に結びつきます。
 夏休みは、長時間となりますので、次のようなことをしています。
●大学から講師を招聘しての特別教室(昨年度は、絵画・パソコン・理科実験・英会話・創作音楽・楽器遊び・おもちゃづくり等)
●希望者は、実施日を設定して水泳(OKスイミング教室まで教員が送迎して)
●体育館でのボール遊び
●名作等のDVD鑑賞やパソコン体験等
 なお、長期休業中等の給食がない時は、お弁当を持参していただくことになります。

Q2. 入試について、どのような内容でどの程度の学力が必要なのでしょうか。また、個々で勉強するとき、どのようにするのが望ましいのでしょうか。そして、入学時には、ひらがな・カタカナの読み書きをどの程度できるようにしておかなくてはならないのですか。学習についていけるか心配です。

A2. 入試内容は、筆記テスト・全体活動・面接となっており、それらを総合的に考慮して判断しております。また、ペーパーテストでも満点をめざしていません。実際、過去10年の平均正答率も60%台となっています。特別な準備というよりも、毎日の生活体験を豊かにすることが大切と考えています。文字を書くということもテストにはありません。
 ご家族が毎日一定の時間(15分間ぐらい)、本の読み聞かせをした後で、登場人物がそれぞれ何をしたのか等の内容を聞いてあげてください。いろいろな本を見ながら、ものの名前を覚えるのもおすすめします。鉛筆の正しい持ち方ができるかも見てあげていただければと思います。また、みかんが5つあったのに、2つ食べてしまったら3つしか残っていないというような、10までの数の操作ができるようにしてあげてください。
 何よりも、相手のお話を聞くこと、あいさつ・返事がきちんとできること、友達と仲良く遊べること等、基本的なことができるようにしていただければと思います。
 以上のことからも、入学までに読み書きができるようにする必要はありません。自分の名前ができれば十分です。また、入学してしばらくは、スタートカリキュラムを編成し、少しずつ慣れていくようにするとともに、就学前教育を踏まえて指導をしていきますので、ご安心ください。

Q3. 中学校・高校への進路については、どうなっていますか。

A3. 徳島文理小学校の卒業生のほとんどは、毎年度、徳島文理中学校へ進学しています。全員合格を目指して学校全体のカリキュラムの編成を行っています。その上で、6年生は、夏休みから文理中学校の入学試験のための補習を実施しています。昨年度実績で、108時間の補充を、入試前日まで行い、全員合格の結果を得ています。
 6月の参観日には、本校の6年生のために文理中学校の先生方が、受験教科である国語・算数の受験対策と勉強方法について指導をしていただけます。
 なお、徳島文理中学校・高等学校卒業後については、その概ねの状況が入学案内P20の通りとなっています。

Q4. 卒業生が学校生活をどう思っていたのか、また、社会人になってどのような職業についているのか知りたいです。

A4. 前段のご質問については、入学案内P16~P17をご覧くださればと思います。本校では、異動があまりないので、教わった先生がいます。その先生に会うため、卒業生がよく訪問してくれています。また、最近、卒業生のお子さんが入学していただけることが多くなってきています。母校への熱い思いをもっていただけていることに感謝いたします。
 後段のご質問については、申し訳ありませんが、きちんとしたデータがないのが実情です。しかし、ホームカミングや前述の卒業生による訪問等により、それぞれが、小学校時代の自分の夢を実現したり、新たな夢に邁進したりしていると聞いています。

Q5. 学費以外に必要な経費について、どうなっていますか。

A5. まず、給食費については、1食410円で食べた食数分、必要です。次に、教材費等です。これについては、学年や時期により、かなりの違いがあるので一概には申し上げられないと思います。ただ、指導上に必要なテキスト・教具等もありますので、毎月の学年便りでお知らせさせていただいております。
 例として、昨年度の1年生の集金額は、次のようになっています。
 4月/5,500円 5月/6,300円 6月/3,000円 7月/2,500円 9月/3,110円 10月/440円 11月/1,800円 12月/500円 1月/1,900円 2月/400円 3月/929円
 教材の購入関係から、4・5月が高くなっています。これは、どの学年も同じです。
 さらに、5年生の奈良社会見学旅行(1泊2日)と6年生の修学旅行(2泊3日)の費用については、1年生の時に説明があり、1年生末から4,000円×34回の積み立てか、一括払いか選択していただくことになっています。これにより、2つの旅行がカバーできることになっています。

Q6. カバンは、ランドセルなのですか。指定されたカバンなのですか。

A6. 本校では、独自にランドセルを指定しています。価格としては、大が9,350円、小が7,700円で、いずれも税込みです。多くの子どもたちは、6カ年で小と大を1回ずつ購入されているようです。一般のランドセルと比較して、軽量で使いやすいものとなっており、価格もずいぶん安価となっています。手提げとしては、通称ペンギンバッグ(税込み440円)と、校章入りスクールカラーのサブバック(税込み4,400円)の2種類となっていますが、指定はしていませんので、違う手提げを持ってこられるお子さんもいます。

Q7. 小学校だけでなく、中・高校もタブレット授業や、一貫する方針・理念を教えていただきたい。自律、自立する、その理念に関して。とても重要と思います。

A7. 今年度から実施している新しい学習指導要領では、これまでの言語能力の育成とともに、情報活用能力の育成を求めています。それは、来年度から実施する中学校の学習指導要領でも同様です。子どもたちの将来を考えた時、タブレットPCの活用は必要不可欠と思われます。そのためにも、より高度な情報活用能力の育成を連続して行っていきたいと判断し導入しました。
 建学精神「自立協同」については、入学案内最初の記述であるP3に掲載しています。また、詳しくは、入学案内P21の「理事長からのメッセージ」において説明をしております。自立と協同は、まさに共立させるべきものであり、これからの長い人生にも大きな意味あることとして一人一人に培っていきたいと考えています。なお、この精神については、本校だけでなく、幼稚園・中学校・高等学校・大学・短期大学・大学院も同じで、一貫して大切にしています。

Q8. 通学方法はどうなっていますか。

A8. 通学距離や交通事情等により、その状況が異なりますので、各ご家庭でご判断いただくことになります。現状として、自動車での送迎・バス通・徒歩によって通学しています。
 1年生からバスや徒歩で通学している児童がたくさんいます。また、JRとバス併用する子どもが今年度数名おります。バス通学にいたっては、毎日利用する児童が全体の約20%以上となっています。