校長先生のお話

スポーツの秋から

スポーツの秋から

 先週の朝会では、食欲の秋についてお話ししました。

 今日は、スポーツの秋についてお話ししたいと思います。

 実は、いつもの年であれば、今日は、十月の第二月曜日なので、「スポーツの日」の祝日でお休みなのです。今年は、東京オリンピックがあったので、7月23日が開会式ということで、この日を特別に「スポーツの日」にしたことにより、今日はお休みとなっていません。授業ができる日になっています。
 もともと、スポーツの日は、体育の日と言われていて、その起こりが、1964年に開催された前の東京オリンピックの開会式の日が10月10日で、それを記念して「国民がスポーツに親しみ、健康に過ごせるように」という目的で祝日にしていたのです。その後、10月の第二月曜日に変更になり、秋の連休にしたのです。
 つまり、このスポーツの日は、オリンピックととてもかかわりが深いのです。

 また、スポーツについては、その大切さから、今から10年ぐらい前に法律がつくられました。「スポーツ基本法」という法律で、選手だけでなく、国民みんながスポーツをしたり、見たり、支えたりすることによって、健康づくり、体力づくりはもちろんのこと、相手を大切に考え協同する心も育てられるようにしていこうと書かれています。もっと言えば、人と人、地域と地域、国と国が交流し合い、みんながなかよくなることも願っています。

 いずれにしても、今年開催された東京オリンピック・パラリンピックを振り返ってみれば、このことが理解できるのではないでしょうか。新型コロナウイルスの感染予防で、いろいろなことができませんでしたが、私たち見ている者にとっても、本当にたくさんの感動をもらうことができました。選手同士の心の交流もすばらしい成果がありました。
 先月の運動会もそうでした。一生懸命にやり遂げていくことのすばらしさ、みんなが力を合わせていくことのすばらしさ、などなど、皆さんも体験したことと思います。

 スポーツから学ぶことがたくさんあります。まずは、体育の授業、休み時間の外遊びなど、身近なことから楽しむといいですね。