校長先生のお話

防災について

防災について

 この土曜日と日曜日は、大学入試の共通テストがありましたが、津波がくるという報道でびっくりしてしました。南太平洋のトンガという国で、火山が大噴火して、遠い日本にも大きな影響があり、津波警報や注意報が出ていました。実際に、被害があったようです。こんなに遠く離れているのに、自然の力はものすごいものです。3年生以上は地図帳を持っているので、トンガという国を探してみてください。

 そうした災害があった中、今日は、ちょうど「防災とボランティアの日」となっています。この前から、テレビのニュースや新聞などで報道されていたから、もう知っていることでしょう。今から27年前、1995年1月17日、神戸市や淡路島を中心に午前5時46分に大きな地震が起こりました。朝早い時間帯だったので、まだ布団に入っていた人も多く、倒れてきた家具に挟まれたり、家そのものが崩れて下敷きになったり、火事も起こり、たくさんの家が焼けてしまいました。6000人を越える方々が命を落としました。
 神戸市には、その時の記録を残した「人と防災未来センター」という施設があり、この阪神淡路大震災のことを忘れないようにしたり、災害から命を守るための学習したりしています。私も、これまで3回行きました。行く度に、地震の恐ろしさと自分はどうしたらいいのか学んでいます。

 そして、私たちが住む徳島でも、近い将来、南海・東南海の地震が起ると言われています。災害は、いつ、どこで、どのようにやってくるか分かりません。自然は、美しく、いろいろないいこともありますが、同時に怖いこともあります。
 改めて、自分の命を守るために、家族の命を守るため、みんなの命を守るため、どうしたらいいか、しっかりと考える機会にしてほしいと思います。昔からのことわざに、「備えあれば憂いなし」とあります。