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令和5年度に向けた進学説明会におけるご質問への回答

令和5年度に向けた進学説明会におけるご質問への回答

 去る6月11日(土)開催いたしました進学説明会に、多くの方々にお越しいただき、お礼申し上げます。当日、口頭でお尋ねいただきましたこと、アンケートにお書きいただきましたことで、お答えさせていただきます

Q1. 入試について,どのような内容でどの程度の学力が必要なのでしょうか。また,面接については,どのような準備をしておくべきでしょうか。

A1. 入試内容は,筆記テスト・全体活動・面接となっており,それらを総合的に考慮して判断しております。また,ペーパーテストでも満点をめざしていません。実際,過去10年の平均正答率も60%台となっています。特別な準備というよりも,毎日の生活体験を豊かにすることが大切と考えています。文字を書くということもテストにはありません。
 ご家族が毎日一定の時間(15分間ぐらい),本の読み聞かせをした後で,登場人物がそれぞれ何をしたのか等の内容を聞いてあげてください。いろいろな本を見ながら,ものの名前を覚えるのもおすすめします。鉛筆の正しい持ち方ができるかも見てあげていただければと思います。また,10までの数の操作ができるようにしてあげてください。
 面接については,お子様への面接と保護者さんへの面接があります。お子様への面接については,何よりも,相手のお話を聞くこと,あいさつ・返事がきちんとできること,等の基本的な受け答えができていれば,大丈夫です。特別な難しいことを聞くことはありません。
 保護者さんへの面接については,子育ての方針等のお考えをお伺いすることとしています。

Q2. 入学後,学習についていけるかどうか心配です。そんな時は,どのようなサポートがあるのでしょうか。

A2. まず,本校では,入学案内や説明会でもお話ししましたように,入学してしばらくは,スタートカリキュラムを編成し,少しずつ慣れていくようにするとともに,就学前教育を踏まえて指導をしていきますので,ご安心ください。
 また,その後も,国語と算数については,毎月のテストを実施して不十分な所があれば,全体でも復習を行います。個別にも,再テストや個別指導を行うようにしています。
 宿題については,発達段階に応じて,少しずつ増やしていくようにしています。
 基本的には,課題学習は,学校での学びを復習すること,基礎基本的な内容を反復練習すること,音読や日記等の毎日することを中心に指導しています。そのような積み重ねをしてから,高学年で,「自学自習」できるようにしていきたいと考えています。ご家庭にお願いしたいことは,しているかどうかを確認してあげてほしいと考えています。

Q3. 放課後預かり教室への申込みに,就労条件が必要ですか。また,夏休みだけ等の申込みができるでしょうか。

A3. 本校では,「放課後預かり教室」を開設しております。1~4年生について,授業日の月曜日から金曜日に,放課後から午後6時30分まで,課題学習や読書,知育遊びを中心に実施しています。また,長期休業中にも,土・日・祝日・お盆・年末年始休を除いて,午前8時から午後6時30分まで実施しています。なお,この時は,給食がないので基本的にお弁当を持ってきていただくことになります。概要は,入学案内23ページにも掲載しております。
 ご質問の申込みについてですが,入学前説明会で配布させていただく書類にお書きいただき,提出いただくことになります。就労条件等については確認しておりません。ただ,申込みが多くなった場合,両親ともに就労されお子様をみることができないご家庭を優先させていただくこともあります。
 また,夏休みだけの申込みは,お断りさせていただいています。月11,000円の負担額は,年間を通しての一定額としております。さらに,登録しているから,毎日預かり教室に行く必要はありません。曜日によって習い事に行くお子様もおられます。

Q4. 通学方法はどうなつていますか。また,1年生からバス通は可能でしょうか。

A4. 通学距離や交通事情等により,その状況が異なりますので,各ご家庭でご判断いただくことになります。現状として,自動車での送迎・バス通・徒歩によって通学しています。
 1年生からバスや徒歩で通学している児童がたくさんいます。また,JRとバス併用する子どもが今年度数名おります。バス通学にいたっては,毎日利用する児童が全体の約20%以上となっています。毎年,4月の1ヶ月間は,駅前のバス乗り場で本校教員がお世話して,バス通に慣れるようにしています。また,バス通生の会も開き,高学年の児童が低学年のお世話ができるようにしています。バスは,市バスで,山城線もしくは南部循環線の利用となります。

Q5. いじめや不登校はあるのですか。それらへの対応はどうなっていますか。

A5. いじめや不登校は,すべての児童に起こりうるものという基本的認識をもっています。
 いじめについて,まず,本校では,「学校いじめ防止基本方針」を策定し,全教職員あげて,その防止に取り組んでいます。例えば,次のようなことを実施しています。
 ●いじめを許さない学校づくり,仲間づくりに取り組む。
 ●いじめの兆候を見逃さない,見過ごさない。
 ●学期毎に実施する友達関係のアンケートを行う。
 ●児童の表情,日記,保護者からの手紙等により個別に聴き取りなどを行う。
 ●教師と児童,保護者との信頼関係の構築を図る。
 万が一,発生した場合も,いじめを受けた児童を守り抜くことから,問題の解消まで責任を持って取り組む体制を整えています。
 不登校についても,同様に全教職員が共通理解した上で,早期発見・早期対応に取り組んでいます。また,不登校気味の児童がいた場合は,家庭との連携,相談機関等の利用,保健室登校等々の対応を図るようにしています。

Q6. 給食について,どうなっているでしょうか。また,コロナ禍の中で,どのように対応しているでしょうか。

A6. 給食につきましても,全国展開している専門の業者に委託しています。したがいまして,管理栄養士が献立を作成し,栄養や量等を計算して給食を用意しています。ご飯も自校炊飯しており,時間に合わせて調理しています。
 低学年は,ワントレイに盛り付けてくれます。3年生以上は,自分でセルフ方式で運びます。いずれにしても,全員がランチルームで食べることになります。
 新型コロナウイルスの感染予防には,特に気を付けています。マスクは,食べる直前にはずし,食べ終わるとすぐに着用します。換気と手指消毒はもちろんのこと,大型空気清浄機と大型サーキュレーターも稼働しています。当然,食べている際は,黙食を指導しています。

Q7.  給食のアレルギー食は,どのようになっているでしょうか。

A7. 食物アレルギーは,症状によっては生命の危険につながる恐れがある疾患であり,学校給食における除去食やアナフィラキシー対応が求められています。学校で対応する基本方針としては,
 ①保護者との事前協議を行い,児童にとって安全・安心な給食とする。
 ②文部科学省「学校給食における食物アレルギー対応指針」に則り,医師の診断(学校生活管理指導表)に基づいて対応する。
 ③医療機関・学校医等の専門的機関,及び給食委託業者との連携を図り,対応する。
としています。
 実際には,保護者の方とのご相談の上で,アレルギーへの対応をしております。詳細については,個別に,入学前にご相談させていただきます。

Q8. 災害時に,どのように避難されるのか教えてください。

A8. 避難訓練は,年間2回または3回実施しています。その都度,火災・地震や津波等の想定を行い実施しています。今年も第1回目の避難訓練を,5月24日に地震・津波を想定して行い,その後に学級活動として防災学習を各学級で行いました。さらに,2年に1度「引渡訓練」を行い,保護者に安全・確実に引き渡しができるようにしています。
 避難場所は,第一次は運動場または駐車場,津波・高潮等の場合は4階教室としています。
 その他,防災対策として,次のようなことを行っています。
 ●建物は耐震構造となっており,窓ガラスも飛散しないように網入りとしています。
 ●危機管理マニュアルを策定し,全教職員が共通理解・役割分担しています。
 ●校内の施設で,倒れる可能性があるものについては,全て転倒防止対策をしています。
 ●万一のことを考え,全員が最低でも3日間は過ごせるように,食料・簡易トイレ・飲料水・毛布等々の備蓄をしています。
 ●各教室には,一人一人に折りたたみ式の防災ヘルメットを置くようにしています。

Q9.  私学の特色あるカリキュラムについては,どのようになっているでしょうか。

A9. まず,入学案内6・7ページに説明していますように,低学年・中学年・高学年の大きな学びのステージを設定して,それぞれの発達段階に応じた指導を積み重ねているところです。その際,本校6ヶ年で国公立学校7ヶ年分の授業時数を確保していることから,各教科の授業時数を増やし,基礎基本を大切にしていきながら発展的な指導も行っています。
 また,文理中学校の入試が12月下旬にありますので,6年生12月当初には国語・算数の教育課程を終えるようにしており,そのため,4年生ぐらいから少しずつ先取り学習もしています。
 さらに,3年生以上は,「補国」「補算」として,通常の国語・算数を補充・発展させた授業も行っています。
 6年生の補習については,100時間余りの時数を確保して受験対策を行っています。夏休み10日間や冬休みも入試日直前まで実施し,今年度は1学期から少しずつ始めています。
 重点化している国語力やICT活用については,入学案内8・9ページに掲載しておりますのでご確認ください。
 それらができるのも,私学だからこそできることと考えています。