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夏休み預かり教室特別教室「俳句入門 俳句を作ろう」

夏休み預かり教室特別教室「俳句入門 俳句を作ろう」

 本日は、夏休み預かり教室の特別教室3日目です。徳島文理大学短期大学部 言語コミュニケーション学科 西田誠先生にご来校いただき「俳句入門 俳句を作ろう」の教室を開いていただきました。
 徳島文理小学校は、村崎学園の小学校ですので、様々な学部や学科を有し、様々な分野でご活躍されている先生方がいらっしゃる徳島文理大学と連携を取ることができ、このように、専門知識を持つ先生方に教室を開いていただき、児童の好奇心や知識を高めることができます。これは、総合学園だからできることの一つです。

 本日の教室のテーマは「俳句」です。
 最初に、「あついな~」という言葉を自分の心の中で言ってみて、それから友だち同士で先ほど心の中で言った言葉を声に出してみました。同じ言葉でも、人それぞれ言い方やニュアンスが違うことを子どもたちは発見しました。
 それから、子どもたちは西田先生の指示で、目を瞑り、蝉の声を聴きました。
 そして、松尾芭蕉の俳句「 閑さや 岩にしみ入る 蝉の声 」の「岩」の部分をみんなで自由に考えて発表していきました。子どもたちは、先ほど聴いた蝉の声がどこにしみ入ったか、考えて、最初は「耳」や「頭の中」など具体的な言葉でしたが、西田先生がもっとみんながびっくりする言葉は?もっとおもしろい言葉は?などと問いかけると、「木」や「葉」、「空」や「心の中」など独創的な言葉を自然と子どもたちが発表していくようになりました。
 俳句は、まず最初に「感じる」ことが大事です。その感じたことを五・七・五の言葉で表現したのが俳句です。その言葉は、自由に感じたことでいいこと、間違いなんてないことを西田先生は教えてくました。

 西田先生の説明や、みんなで発表し合った後、いよいよ実践の俳句づくりです。今回は二句を作るのに挑戦しました。一つ目は「かき氷」とテーマの決まった俳句、二つ目は自由に作るというものです。低学年の子どもたちには、少し難しかったようですが、感じたことを言葉にして紙に書いてみるという基本的なことができたようで、学年が上がった時、俳句を作ろうとなった時に今日のことを思い出してもらえたらいいと思います。
 西田先生、本日は大変お世話になりました。心からお礼申し上げます。