校長先生のお話

長い夜を学習に生かす

長い夜を学習に生かす

 ずいぶんと寒く感じるようになりました。また、新聞やテレビで、インフルエンザの流行が進んでいると言われています。実際に、徳島市内の学校でも、インフルエンザで学級閉鎖になっている学校が増えてきているようです。文理小学校でも、しっかりと気を付けていかなくてはなりません。

 さて、今週の金曜日には、期末テストがあります。長かった2学期も後1カ月を切っています。学習のまとめをしていく時期となっています。
 今の季節、秋から冬にかけては、早く日が暮れて夜も長くなります。長い夜は、皆さんは何をしているでしょうか。ゲームやテレビ、ユーチューブでしょうか。それとも読書をする時間にあてているでしょうか。
 せっかくの長い夜なのですから、私は集中して学習に取り組んでほしいと思っています。その時、集中して学習していくためのコツがあるそうです。
 ある大学の先生が、学習をする時間をどのようにつくると、はかどっていくかという実験をしたそうです。AとBの二つのグループをつくって、Aは、60分間続けて学習していきました。Bは、休憩時間を15分間学習を3回行い、合計45分間学習をしていきました。
 さて、この結果は、どうなったと思いますか。実は、休憩を入れて15分間学習を3回やった方がBグループの方が、合計時間は短いのに、勉強の結果が良かったそうです。休憩をはさみながら15分間という短い時間集中してするやり方を、「積み上げ型学習」というそうです。
 ただし、休憩が長すぎたり、休憩ばかりでは意味がありません。

 つまり、時々、休憩を入れたり、背筋を伸ばしてストレッチしたり、軽い運動をしたりして、学習時間に集中することが大切ということです。
 6年生の人たちは、そんなことも言っておられないと思います。入試まで1カ月ととなりました。頑張ってください。