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平成31年度 進学説明会におけるご質問への回答

平成31年度 進学説明会におけるご質問への回答

 去る6月9日(土)開催いたしました進学説明会に、多くの方々にお越しいただき、お礼申し上げます。当日、口頭でお尋ねいただきましたこと、アンケートにお書きいただきましたご質問について、お答えさせていただきます。

Q1.子ども同士のトラブルやいじめはあるのですか。どのように対応しているのですか。
A.子ども同士のトラブルについては、子どもの世界ではあるものだと考えています。そのトラブルを解決していく中で、社会性・協調性等の力が身についていきます。集団教育の場である学校では、大切な指導と位置づけています。
また、いじめは、すべての子どもに起こりうるものという基本的認識をもっています。
まず、本校では、「学校いじめ防止基本方針」を策定し、全教職員あげて、その防止に取り組んでいます。例えば、次のようなことを実施しています。
 ・いじめを許さない学校づくり、仲間づくりに取り組む。
 ・いじめの兆候を見逃さない、見過ごさない。
 ・学期毎に友達関係のアンケートを行う。
 ・子どもの表情、日記、保護者からの手紙等により個別に聴き取りなどを行う。
 ・教師と子ども、保護者との信頼関係の構築を図る。
万が一、発生した場合も、早期発見に努めることはもちろんのこと、いじめを受けた子どもを守り抜くことから、問題の解消まで責任を持って取り組む体制を整えています。

Q2.共働きなので、放課後預かり教室の内容を具体的に知りたいです。
A.本校では、「放課後預かり教室」を開設しております。1~3年生について、授業日の月曜日から金曜日に、放課後から午後6時まで、課題学習や読書、知育遊びを中心に実施しています。
また、長期休業中にも、土・日・祝日・お盆・年末年始休を除いて、午前8時から午後6時まで実施しています。入学案内P15にも掲載しております。
指導については、本校教員が交代で1名、徳島文理大学で教員を目指している大学院生や学生が数名あたっています。
学期期間中は、基本的に午後4時30までは自分の教室で課題学習したり読書したりしています。その後、まずランチルームに行き、おやつを食べ、4階図書室に行き、課題学習や読書、知育遊びをしてお迎えを待つことになります。知育遊びとは、パズル・レゴブロック・折り紙・カルタ・将棋・オセロ等々です。例えば、折り紙は、図形感覚の育成に結びつきます。
夏休みは、長時間となりますので次のようなことをしています。
  ・大学から講師を招聘しての特別教室
   (昨年度は、絵画・パソコン・理科実験・英会話・創作音楽・楽器遊び・おもちゃづくり等)
  ・希望者は、期間を設定して水泳(OKスイミング教室に送迎して)
  ・体育館でのボール遊び
  ・名作等のDVD鑑賞やパソコン体験 等

Q3.入試について、どのような内容でどの程度の学力が必要なのでしょうか。また、個々で勉強するとき、どのようにするのが望ましいのでしょうか。
A.入試内容は、筆記テスト・全体活動・面接となっており、それらを総合的に考慮して判断しております。また、ペーパーテストでも満点をめざしていません。実際、過去10年の平均正答率も60%台となっています。特別な準備というよりも、毎日の生活体験を豊かにすることが大切と考えています。文字を書くということもテストにはありません。
ご家族が毎日一定の時間(15分間ぐらい)、本の読み聞かせをした後で、登場人物がそれぞれ何をしたのか等の内容を聞いてあげてください。いろいろな本を見ながら、ものの名前を覚えるのもおすすめします。鉛筆の正しい持ち方ができるかも見てあげていただければと思います。
また、10までの数の操作ができるようにしてあげてください。
何よりも、相手のお話を聞くこと、あいさつ・返事がきちんとできること、友達と仲良く遊べること等、基本的なことができるようにしていただければと思います。

Q4.地震時の行動として、どのようなマニュアルがありますか。
A.本校では、地震だけでなく様々なことを想定した「危機管理マニュアル」を策定しています。
ご質問の地震について、特段に防災対策も含めて指導・準備・訓練をしています。まず、校舎については、地震による倒壊防止はもちろんのこと、液状化や園瀬川からの浸水も想定した建築となっています。在校時・登下校時・校外活動時・放課後預かり教室時・在宅時別に、その対応マニュアルを策定しています。防災教育にも取り組んでいます。教室には、折りたたみヘルメットを各自置いて備えています。さらには、すべての子どもたちが3日間は安全に過ごせるだけの備蓄をしています。

Q5.学級担任制ですか。教科担任制ですか。
A.小学校ですので、学級担任の役割はきわめて高いと考えています。従って、全学年ともに、学級担任制としています。子どもたちは、学校生活の多くの時間で学級担任とともに過ごします。連絡帳や日記指導も行うとともに、保護者の方との連絡も学級担任が行います。
しかし、英語・音楽等の専門性の高い教科については、専科教員が指導しています。高学年になるにつれて、専科教員の教科も増えてきます。特に、3年生以上は、国語と算数について教科担任制を取り入れています。つまり、各学年ともに、国語と算数をセットにして、一人が両クラスともに国語または算数の指導をして、より教育効果を高めています。

Q6.卒業後の進路についてはどうなっていますか。
A.徳島文理小学校の卒業生のほとんどは,毎年度、徳島文理中学校へ進学しています。
なお、徳島文理中学校・高等学校卒業後については,その概ねの状況が入学案内P20の通りとなっています。

Q7.図書室の本について、古い本も見られましたが、定期的に更新はしているのですか。
A.本校図書室の蔵書数が38,625冊で、文部科学省が定める標準冊数の約5倍となっているとご説明しました。これは、毎年、かなりの本を購入して開架してきたことによるものです。昨年度の購入冊数は、929冊でした。本校が、読書活動を重視している証だと考えます。
ご指摘の「古い本」について、子どもたちにとって良い本は、時代を超えて価値ある本であると考えます。現に、古くても良い本を、多くの子どもたちが大切に読んでくれています。その上に、新しい本もしっかりと読んでいます。

Q8.2020年から国公立が学習指導要領の変更で授業数など変更になりますが、今後どのようにされますか。
A.2020年から国公立小学校において、授業時数が3年生から6年生まで週1時間の増となりますが、その1時間をどのように増やすかが大きな課題となっていると聞きます。
しかし、本校では土曜日授業を堅持したり、授業時数をできるだけ確保する努力をしたりしています。特に、6年生は規定の授業時数の上に、かなりの時数を補習として指導しています。
また、単に授業時数の問題だけでなく、毎時間の授業についても充実を図るとともに、先進的な取り組みもカリキュラムに位置づけています。つまり、指導の内容・方法においても、私学としての特色ある教育活動を様々に取り組んでいます。
本校としては、現状でよしとせず、さらに本校教育の改善・向上に努めていき、一人一人の子どもたちがよりよく成長でき、その夢と希望の実現に結びつけられるようにしていきます。

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ご質問ありがとうございました。
なお、今後も個別に学校見学を受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。