令和8年度入試に向けた入試説明会におけるご質問への回答
2025年10月14日
先日は、本校の令和8年度に向けた入試説明会を開催いたしましたところ、多くの皆様にお越しいただき、誠にありがとうございました。また、当日は多数のアンケートにお答えいただき、重ねてお礼申し上げます。特に、体験授業、自由な授業参観、入試説明と解答練習等に対して、多くのお褒めのお言葉をいただき、ありがとうございました。さらには、今年のアンケートには、特段のご質問やご意見も殆どなく、ご理解いただいていることを有難く思っております。
なお、当日、先週の土曜日に予定していた運動会が一週間延期されたり、当初から10月11日に運動会を予定されていたりして、本校入試説明会へのご参加ができなかった保護者様が多くおられるとお聴きしています。ついては、別日に、学校見学並びに入試説明等をさせていただきます。すでに、このお知らせをする前に、お二方について、学校見学を申し込まれています。学校行事等もありますので、事前に電話・メールでのお申し込みいただき、調整させていただきたいと思います。
前記しましたように、アンケートでのご意見やご質問はあまりなかったのですが、口頭にてのご質問があり、お答えさせていただきました。ご参考までに、その内容につきまして、次のように提示させていただきます。
Q1. 放課後預かり教室について、入学していつごろから行けるのですか。塾や習い事に行っているのですか。
また、どのくらいの人数が来ているのですか。夏休みだけで申し込みできるのですか。この教室のことについて、もう少し詳しく教えてください。
A1. 放課後預かり教室については、年々、ご希望される方が多くなってきています。現在、約80名程度が登録をし、日々、20~40名のお子様が利用されています。
そのため、2階の自由活動室を専用教室にして、環境整備を行い実施しています。基本的には、共働き等で放課後にお子様を一人だけにできないご家庭に対して、お預かりする教室を実施していますが、特に就労証明等の提出をお願いはしていません。
新1年生の預かり教室開始は、入学式の翌日からとなっております。その際、1年生は当初、まだ給食を実施していませんが、預かり教室に残っている場合は給食も用意するようにしています。
教室の内容としては、1~4年生を対象として、授業日の月曜日から金曜日に、放課後から午後6時30分までです。まずは、宿題を終わらせるようにしています。次に、読書やDVD視聴をします。また、知育遊び(レゴ・折り紙・オセロ・ブロック・カルタ等)もしています。自分が何をするか考えて活動するようにしています。また、長期休業中にも、土・日・祝日・お盆・年末年始を除いて、午前8時から午後6時30分まで実施しています。指導するには、本校教員と徳島文理大学で教員を目指す学生があたります。夏休みには、徳島文理大学の先生方や学生さんのご協力による特別教室も開催しています。
あくまでも放課後の午後4時30分からの指導となりますので、それまでに帰宅される場合は、入級を申請される必要はありません。預かり教室から、自分で塾や習い事に行っている場合もあります。各ご家庭のご都合で、お考えください。
さらに、指導員の報酬やおやつ代・諸経費等を年間で均等割して、別途1万1千円のご負担をお願いしています。したがいまして、夏休み・冬休みだけということは想定しておりません。
Q2. プログラミングや英語など、早期から取り組んでおられると思います。国語・算数なども難易度の高い問題に取り組んでおられますが、ほとんどのお子さんが理解できているのでしょうか。
また、テストが難しいと聞きます。学習が遅れたり、テスト結果が十分でなかったりした時は、どうするのですか。
また、家庭での学習に対するフォローは、どの程度すればよいのでしょうか。
また、補国・補算とは、どのようなものなのでしょうか。
A2. 学習については、学校で指導をすることが当然と考えています。どの学年においても、普段の授業を充実することにより学力の定着を図っていきたいと取り組んでいます。その上で、毎月、国語・算数の月例テストを実施したり、毎学期はじめに実力テスト、学期のおわりにを期末・学年末テストを実施したりしています。
ここで、基準点を設定し、再テスト・再々テストを行い、分からないことをそのままにしないようにしています。場合により、放課後等を活用して補充学習をすることもあります。学年があがるにつれて、家庭学習の量も増えてきます。それらをこなしていくことにより、学力の向上ができるようにしています。
特に、低学年では、無理な詰め込みよりも、あたたかく見守っていただき、宿題ができているかの確認したり、音読を聞いてあげたりしていただくことが大切と考えています。
高学年の授業を実現するためには、低学年・中学年の発達段階に応じた指導を、しっかりと行い、少しずつ積み重ねをしていくようにしています。
ゆとりある授業時数を効果的に活用して、少しずつ少しずつ積み上げを繰り返していくようにして、高い学力を実現していっています。
補国と補算については、本校独自の教科名です。通常の国語・算数の授業に、レベルの高いテキストを活用して、少しずつ学力を高めていこうとして実施しています。つまり、国語と算数については、他校よりも授業時数が多くなっています。それも、中学校受験を想定して、基礎力がついた中学年から実施して、実力を高めていっています。
Q3. 通学方法はどのような方法が多いのでしょうか。また、遠方からの通学されている児童はいるのでしょうか。1年生からでも、バス通学は可能でしょうか。
A3. 基本的に通学方法については、その距離や交通事情等により、その状況が異なりますので、各ご家庭でご判断いただくことになりますが、現状として、大まかに保護者による送迎5割、バス通3割、徒歩2割となっています。1年生からでも、バスや徒歩で通学している児童がたくさんいます。また、JRとバス併用する児童も、今年度数名おります。
なお、低学年は、帰りにはバスの時刻に併せて停留所まで付き添っています。さらに、定期的に「バス通生の会」を開いて、全体指導しています。その際、高学年は低学年のお世話をするようにお話ししていますので、実際、学年を越えたあたたかい交流ができています。
さらには、4月は慣れないことも予想されますので、本校教員1名が徳島駅前のバス乗り場でお世話いたしております。
通学区域としては、今年度、北は鳴門市、西は吉野川市、南は阿南市が遠い距離となっています。数年前まで美波町から通われていたお子様もおられました。
送迎については、ご家庭の判断です。ただ、かなりの台数になりますので、入学式の後での説明で、その方法を具体的にお話しさせていただきます。安全のためにマニュアル化した乗り入れ方をしていただくことになります。帰りについても、同様に引き渡しを安全にできるようにご協力をお願いしています。子どもたちにとっての安全は、何よりも大切なこととして考えています。
Q4. 全体活動では、子どもがどんなことに注意すればよいでしょうか。
A4. 落ち着いて相手の目を見てしっかり聞いているか、友達と仲良くルールを守って行動しているか、一つのことに真面目に取り組んでいるか等について気をつけてあげていただければと思います。
Q5. 子どもの面接の内容は、どのようになっているのでしょうか。
A5. 試験内容を具体的にお答えはできませんが、お子様については、相手の目を見て話を聞いたり、はきはきと大きな声で答えたりすることが大切だと思います。
また、保護者面接については、ご両親でのご出席をお願いしていますが、お仕事等のご都合でお一人になることもあろうと思います。主には、ご家庭の教育方針について、お尋ねさせていただきます。
Q6. 参観日など,保護者が小学校に行くのは、どのくらいでしょうか。
A6. 授業参観日は、毎年、4月・5月・6月・10月・11月・1月の6回です。その上に、9月に運動会、2月に一味会(むらさきホールでの学習発表会)があります。
さらに、個人懇談が、7月と12月の2回あります。本校の特色の一つである読書活動の推進について、1~3年生について、親子読書会を実施しています。
本校では、PTA組織ではなく、保護者会組織となっております。したがって、PTA連合会等にも加入しておらず、公立学校のように各種会合はあまりありません。
保護者会役員になられても、役員会は年間3回(土曜日の午前中)です。
Q7. 南海トラフ巨大地震がしだいに心配になってきています。地震時の対策について、どのようなマニュアルがあり、どのように指導されていますか。
A7. 本校では、地震だけでなく様々なことを想定した「危機管理マニュアル」を策定しています。
ご質問の地震について、特段に防災対策も含めて指導・準備・訓練をしています。まず、校舎については、地震による倒壊防止はもちろんのこと、液状化や園瀬川からの浸水も想定した建築となっています。
在校時・登下校時・校外活動時・放課後預かり教室時・在宅時別に、その対応マニュアルを策定しています。
防災教育にも取り組んでいます。教室には、折りたたみヘルメットを各自置いて備えています。
さらには、すべての子どもたちが3日間は安全に過ごせるだけの備蓄をしています。
本校は、園瀬川のすぐ横に位置していることから、津波・高潮・内水等のための避難確保計画を策定し、徳島市危機管理課に提出して、承認を得ています。基本的には、4階がありますので、垂直避難をしていくこととしています。
さらには、保護者の皆様への引渡しについても、隔年で訓練を実施しており、今年度、国土交通省から本校の先進的な取り組みについての聴き取りがありました。
いずれにしても、子どもたちの命を絶対に守り切るという強い信念のもと、さまざまな取り組みを行ってまいります。このことについては、もうこれで大丈夫と言うことはないと考え、しっかりと対応を深めてまいります。
今後も、何かご不明なことがありましたら、電話やメールでお尋ねくださればと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
