校長先生のお話

人権週間中です

人権週間中です

 今日は12月8日です。今、「人権週間」中なのです。
 この人権週間は、昭和23年12月10日に、世界人権宣言ができたことを記念にして、翌年の昭和24年から毎年12月10日を最終日とする一週間を「人権週間」と決め、全国的にいろいろなイベントを開いたり、国民みんなが人権について考えていこうとするものです。もう76年も続いているものです。

 低学年の人にとって、人権という言葉は難しいかもしれません。人権とは、「世界中のだれもが、差別やいじめや仲間はずれのないように、安心して幸せに毎日を過ごすことができること」です。
 人間は、心の優しい思いやりをたくさん持っています。でも、人をうらんだり憎んだりする気持ちもあるのです。たいていは、強い気持ちで意地悪な気持ちを抑え込むことができますが、時々、悪い気持ちに負けて、友達に意地悪やいじめ・仲間はずれ・悪口をしてしまうことがあります。私は、いじめ・意地悪・仲間はずれ等は、人間として絶対にしてはならないことだと思います。また、そんなことを見ていても、知らんぷりをすることも卑怯なことだと思います。どんなことがあっても、そんなことをしない、許さない強い気持ちの人になって欲しいと願っています。
 まずは、友達が元気がなかったり、困っていたら、やさしい言葉をかけたり、親切に行動しましょう。よいことをしていたら、みんなでほめましょう。人間はやさしくされたり助けられたりすると、うれしくなります。そんな風に、皆さんの心の中にある「やさしさ」や「あたたかさ」や「思いやり」を大切にしてください。
 つぎに、人がいやがる言葉を言ったり、いやがることをしたりすることをしないことです。自分が言われたり、されたりして嫌なことは、相手も嫌なんです。だったら。してはダメですね。まとめると、相手の人を大切に思うことです。自分と同じぐらい大切と思うことです。できることから、やっていきましょう。