校長先生のお話

読書の秋から

読書の秋から

 先週は、スポーツの秋についてお話ししました。
 今日は、少し早いのですが、読書の秋についてです。

 来週の27日水曜日から読書週間となります。国民みんなが読書をしていこうということですが、とりわけ、みなさんのように子どもたちについては、スポーツと同じように、特別な法律があります。それは、「子どもの読書活動の推進に関する法律」と言い、そこでは、子どもたちが読書をすることによって、言葉を学び、豊かな感じ方を体験し、自分でも書いたり話したりできるようになり、いろいろなことを頭で考えられるになって欲しいという願いが書かれています。
 そういうことを考えてみると、徳島文理小学校のみなさんは、徳島県で一番本の多い学校で学習しています。今年の夏に新しく入った本を入れると41,966冊となりました。また、図書室も3つもあります。他の学校では考えられないことです。朝の読書もしています。1年生から3年生までは親子読書会もしています。
 涼しく過ごしやすく、夜も長い秋の夜は、明かりの下で読書をするのにちょうどよい季節です。まさに、秋は読書にふさわしい季節であると言われています。

 先ほどの法律でも書かれているように、読書は、心を豊かにするとも、心に栄養を与えるとも言われています。知らなかったことを知ることも出来ます。そして、読書は、考える力を鍛えてくれます。文章を読んで、頭の中で、いろいろと感じたり、想像したり、考えたりする中で、鍛えられるのです。また、正しい日本語、美しい日本語という点でも、本を書いた人は、編集者や関係の人と何度も話合い、書き直して、言葉を選んで完成したわけですから、とてもすばらしい言葉や文章が、普段の生活では学べないこととして、学べるのです。本当に、いいことばかりです。
 ぜひ、改めて、読書につとめていきましょう。