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5年生 授業参観「救命救急講習会」

5年生 授業参観「救命救急講習会」

 今日、文理小学校は参観日。5年生は、市民病院から森田先生、徳島市消防局から救急隊員の方々にお越しいただいて、毎年恒例の『親子救命救急講習会』を催しました。

 季節は梅雨をむかえ、湿気も多く大変過ごしにくい上に、気温も早、真夏をむかえたかのように30度を越えようかという日が続いています。子ども達は汗びっしょりになりながら運動場で遊んだり、委員会活動に勤しんだりと忙しく毎日の暮らしを送っています。そんなときに、この不快な気候です。熱中症や体調不良など心配されます。熱中症にもなると、命まで危ぶまれる事態となります。文理小学校では、もしもの時のことを考え、私たちに何ができるのかということを考える、そして、知る時間としてこの講習会を用意しています。
 実際の講習会の中では、そうした命の危険がおよぶ事態とはどういうことなのかを学んだ上で、心臓マッサージの仕方、AEDの使用方法について、専門家である森田先生、救急隊員の方々より手ほどきしていただきました。「テレビでは見たことがある」「コンビニにおいてあるAED見たことがある」と興味を持っていましたが、実際にするとなると、保護者の方と一緒とは言うもののどうしようととまどいの表情が見られました。けれど、「こうやったらやりやすいよ」「うまいぞ」と森田先生や隊員の方に声をかけて頂くとコツもつかめたのか、よりいっそう救命活動の練習に力が入ってきました。保護者の方も子ども達もみんな真剣そのもの。最後には、となりのグループどうしで、もっと工夫してするにはどうしたらいいのかなど、話し合う姿も見られました。「知らないことばかりだった」とか「知っていても実際にやるとなると難しいものだ」などといった感想が聞かれました。
 講師を務めてくださった森田先生からは、「いつ、どこでこういう救命活動をしないといけなくなるか、分からないからね。そういう場面に遭遇したら、自分達にできることは何だろうと考えられるようになってほしい」と新たな学習の課題をいただきました。自然災害のときと同様、何かしら事故が起こったときにも主体的に命を守る行動がとれるように、さらに学習を深めていきたいと思った講習会でした。
 貴重な時間をいただいた、森田先生と徳島市消防局の隊員の方々に心より感謝申し上げます。