校長先生のお話

文化について考えよう

文化について考えよう

 おとといの土曜日、徳島文理小学校創立40周年記念行事と特別コンサートがありました。特に、コンサートは素晴らしかったですね。世界的に有名なマリオッティ先生のピアノ演奏、なかなか鑑賞できないコンサートでした。私が感心したことは、当日、マリオッティ先生が早く来られて、ピアノを弾く練習をしている姿です。体育館を締め切って、集中して練習されていました。これだけの演奏家でも、努力は惜しまないのだあと思いました。また、暗譜と言って、全く楽譜を見ないで、全て頭の中に入っているということでした。

 さて、今週の金曜日の11月3日は文化の日となっています。この日は、「国民の祝日に関する法律」という法律で定められており、お休みになります。その法律では、この日は、日本国民が、自由と平和を愛し、文化をすすめることを願って定められています。その趣旨から、毎年この日に、科学・文化・藝術等に優れた功績のある人に、天皇陛下から文化勲章が授けられます。私たちの文理小学校の校歌を作詩してくださった大岡信先生も、この文化勲章を受けておられます。
 ところで、私たちの徳島文理小学校にも、文化があります。水曜日・木曜日の全校茶会もその一つです。今年で17回目となります。そんな行事のような文化も大切なことですが、皆さんの生活や学習も大切な文化だと思います。
 みんなのよい考えや行いが広まって続くと、一つの文化や校風になっていきます。例えば、一生懸命に頑張る先輩の姿にあこがれて、後輩が頑張るということが毎年続いていくと、みんなが頑張るという校風ができます。これは、すでに徳島文理小学校の校風としてできあがっているようにも思います。

 そんなふうに考えていくと、日々の行動も、さらによりよくなっていくのではないでしょうか。すてきな自分づくり、すてきな学校づくり、そして徳島文理小学校の文化、校風づくりができると思います。