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令和7年度に向けた入試説明会におけるご質問への回答

令和7年度に向けた入試説明会におけるご質問への回答

 先日は、本校の令和7年度に向けた入試説明会を開催いたしましたところ、多くの皆様にお越しいただき、誠にありがとうございました。その折には、想定以上の多くの方々にご参加いただき、机椅子が足らず、急遽増やすことになり、後方の方には、狭い状態となりご迷惑をおかけしました。また、当日は多数のアンケートにお答えいただき、重ねてお礼申し上げます。特に、体験授業、自由な授業参観、入試説明と解答練習等に対して、多くのお褒めのお言葉をいただき、ありがとうございました。
 さらに、ご意見やご質問もお出しいただきました。ご意見については、今後しっかりと生かさせていただきます。ご質問について、まずは、次のように回答させていただきます。

Q1. 放課後預かり教室についてお尋ねします。共働きのため、放課後教室を利用したいのですが、子どもたちは自由に過ごすことができますか。宿題の指導(するようにうながす)はしてもらえますか。この教室のことについて、もう少し詳しく教えてください。

A1. 放課後預かり教室については、年々、ご希望される方が多くなってきています。そのため、2階の自由活動室を専用教室にして、環境整備を行い実施しています。基本的には、共働き等で放課後にお子様を一人だけにできないご家庭に対して、お預かりする教室を実施していますが、特に就労証明等の提出をお願いはしていません。
 新1年生の預かり教室開始は、入学式の翌日からとなっております。その際、1年生は当初、まだ給食を実施していませんが、預かり教室に残っている場合は給食も用意するようにしています。
 教室の内容としては、1~4年生を対象として、授業日の月曜日から金曜日に、放課後から午後6時30分までです。まずは、宿題を終わらせるようにしています。次に、読書やDVD視聴をします。また、知育遊び(レゴ・折り紙・オセロ・ブロック・カルタ等)もしています。自分が何をするか考えて活動するようにしています。また、長期休業中にも、土・日・祝日・お盆・年末年始を除いて、午前8時から午後6時30分まで実施しています。指導するには、本校教員と徳島文理大学で教員を目指す学生があたります。夏休みには、徳島文理大学の先生方や学生さんのご協力による特別教室も開催しています。
 あくまでも放課後の午後4時30分からの指導となりますので、それまでに帰宅される場合は、入級を申請される必要はありません。預かり教室から、自分で塾や習い事に行っている場合もあります。各ご家庭のご都合で、お考えください。
 さらに、指導員の報酬やおやつ代・諸経費等を年間で均等割して、別途1万1千円のご負担をお願いしています。したがいまして、夏休み・冬休みだけということは想定しておりません。

Q2. 給食のアレルギー食は、どのようになっているでしようか。

A2. 食物アレルギーは、症状によっては生命の危険につながる恐れがある疾患であり、学校給食における除去食やアナフィラキシー対応が求められています。学校で対応する基本方針としては、
 ①保護者との事前協議を行い、子どもたちにとって安全・安心な給食とする。
 ②文部科学省「学校給食における食物アレルギー対応指針」に則り、医師の診断(学校生活管理指導表)に基づいて対応する。
 ③医療機関・学校医等の専門的機関、及び給食委託業者との連携を図り、対応する。としています。
 実際には、保護者の方とのご相談の上で、アレルギーへの対応をしております。詳細については、個別に、入学前にご相談させていただきます。

Q3. プログラミングや英語など、早期から取り組んでおられると思います。国語・算数なども難易度の高い問題に取り組んでおられますが、ほとんどのお子さんが理解できているのでしょうか。また、テストが難しいと聞きます。学習が遅れたり、テスト結果が十分でなかったりした時は、どうするのですか。また、家庭での学習に対するフォローは、どの程度すればよいのでしょうか。

A3. 学習については、学校で指導をすることが当然と考えています。どの学年においても、普段の授業を充実することにより学力の定着を図っていきたいと取り組んでいます。その上で、毎月、国語・算数の月例テストを実施したり、毎学期はじめに実力テスト、学期のおわりにを期末・学年末テストを実施したりしています。
 ここで、基準点を設定し、再テスト・再々テストを行い、分からないことをそのままにしないようにしています。場合により、放課後等を活用して補充学習をすることもあります。学年があがるにつれて、家庭学習の量も増えてきます。それらをこなしていくことにより、学力の向上ができるようにしています。
 特に、低学年では、無理な詰め込みよりも、あたたかく見守っていただき、宿題ができているかの確認したり、音読を聞いてあげたりしていただくことが大切と考えています。
 高学年の授業を実現するためには、低学年・中学年の発達段階に応じた指導を、しっかりと行い、少しずつ積み重ねをしていくようにしています。
 ゆとりある授業時数を効果的に活用して、少しずつ少しずつ積み上げを繰り返していくようにして、高い学力を実現していっています。

Q4. 通学方法はどのような方法が多いのでしょうか。また、遠方からの通学されている児童はいるのでしょうか。

A4. 基本的に通学方法については、その距離や交通事情等により、その状況が異なりますので、各ご家庭でご判断いただくことになりますが、現状として、大まかに保護者による送迎5割、バス通3割、徒歩2割となっています。1年生からでも、バスや徒歩で通学している児童がたくさんいます。また、JRとバス併用する児童も、今年度数名おります。なお、低学年は、帰りにはバスの時刻に併せて停留所まで付き添っています。さらに、定期的に「バス通生の会」を開いて、全体指導しています。その際、高学年は低学年のお世話をするようにお話ししていますので、実際、学年を越えたあたたかい交流ができています。
 さらには、4月は慣れないことも予想されますので、本校教員1名が徳島駅前のバス乗り場でお世話いたしております。
 通学区域としては、今年度、北は鳴門市、西は吉野川市、南は阿南市が遠い距離となっています。数年前まで美波町から通われていたお子様もおられました。
 送迎については、ご家庭の判断です。ただ、かなりの台数になりますので、入学式の後での説明で、その方法を具体的にお話しさせていただきます。安全のためにマニュアル化した乗り入れ方をしていただくことになります。帰りについても、同様に引き渡しを安全にできるようにご協力をお願いしています。子どもたちにとっての安全は、何よりも大切なこととして考えています。

Q5. 我々の子どもの頃と違って、タブレットを多く活用していましたが、もう少し紙と鉛筆で書くという行為を少し増やしてもよいのではと思いました。タブレットを活用した授業について、どうなっているでしょうか。国語力を付けていきたいとも考えているので、そのあたりについても教えてください。

A5. 高度情報化が進展し、社会生活の中で、もはやICTの活用は必要不可欠と言えます。まして、これからのSociety5.0の時代で生きていく子どもたちにとっては、タブレット端末が文房具アイテムとなっていこうとしています。ご指摘のように、タブレット端末を活用した授業も多くなっています。しかし、基本的には、タブレット端末は、各教科等で、それぞれの課題や目的に応じて、必要な情報を収集・選択・処理し、受け手を意識した発信・伝達するように活用できるよう、活動を通して技能を効率的な習得を目指しています。あくまでも目的ではなく、活用なのです。授業参観で、体育授業でタブレット端末を活用していました。それは、自分では気付かない動きや改善方法がより効果的に分かるようにするために活用していました。一方的に言われても、なかなか分からないことでも分かったり、話し合いがスムーズになったりします。
 本校においては、入学案内8・9ページにありますように、まずは、本校では、国語力は全ての土台となるという認識のもと、その向上に努めています。また、国語力は、すぐに向上するものではないとも考えています。
 大きくは、次の3点に力を入れています。
 ①読書活動の推進です。読書タイムの設定、親子読書会、校内読書感想文・画、各学年ごとのこれだけは読もう20冊と読書カード、低・中・高学年ごとの図書室設置などを行い、言葉を学び、感性を磨き、知識を増やし、思考力を高めていきます。
 ②毎日の日記指導、適宜の作文指導を継続しています。書くことを通して、言語能力を高めていきます。書くためには、言葉の力、思考力、表現力、国語力そのものが必要です。 当然、担任による賞賛等のコメントが次なる意欲となります。
 ③様々な言語活動を展開します。ご指摘の「書く」と言うことだけでなく、「読む」「聴く」というインプットと、「話す」「書く」というアウトプットを、各教科等の授業の中に位置付けて学習を展開するようにしています。これは、一般社会でも同様に行われていることと思います。
 いずれにしても、繰り返し繰り返し継続していくことが、重要なことであると考えています。

Q6. 全体活動では、子どもがどんなことに注意すればよいでしょうか。

A6. 落ち着いて相手の目を見てしっかり聞いているか、友達と仲良くルールを守って行動しているか、一つのことに真面目に取り組んでいるか、等について気をつけてあげていただければと思います。

Q7. 子どもの面接の内容は、どのようになっているのでしょうか。

A7. 試験内容を具体的にお答えはできませんが、お子様については、相手の目を見て話を聞いたり、はきはきと大きな声で答えたりすることが大切だと思います。
 また、保護者面接については、ご両親でのご出席をお願いしていますが、お仕事等のご都合でお一人になることもあろうと思います。主には、ご家庭の教育方針について、お尋ねさせていただきます。

 今後も、何かご不明なことがありましたら、電話やメールでお尋ねくださればと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。