家族の願い
2024年11月11日
先週7日の木曜日、昔からの暦によると「立冬」となっていました。立冬とは、冬の始まりということです。このころになると、朝夕がぐっと冷え込み、日中の陽射しも弱まって来て、冬が近いことを感じさせます。木々の葉が落ちる中、はやいところでは初雪の知らせが届き始めることもあります。これからやってくる真冬に備えて、冬の準備を始める「こたつ開き」の時期でもあります。実際には、冬はまだまだ先の話です。
さて、日本には昔からの伝統行事があります。今週15日の金曜日は、七五三です。昔から、3歳の男の子・女の子、5歳の男の子、7歳の女の子について、その成長に感謝すると共に、これからも健康で成長出来るようにと言う願いで、お宮参りするのが、この日とされています。今では、早ければ10月ぐらいから、日曜日によく見かけるようですね。
これは、昔は、今のように医学が進んでおらず、お薬もあまりありませんでした。また、衛生状態もよくなく、子どもが小さい内に亡くなっしまうことがよくあったということで、「七つまでは神様の内」という言葉も残っているぐらいです。よく3歳まで5歳まで7歳まで育ってくれたなという感謝、これからも丈夫で元気にいて欲しいという願いから、今に続いているのです。
皆さんの命はとても大切なものです。お父さんやお母さんをはじめとして、家族みんなの思いや願いがあるのです。皆さんが一人一人が健康で元気に成長してくれることを心からねがっているのです。大切な一人一人なのです。
どうでもいいような人は、だれもいません。お互いがお互いを大切にし合ってこそ、学級や学年、そして学校がいいものになっていきます。また、そうあってもらいたいと心から私も願っています。そんなことも、心にとめて行動してほしいと思います。