見つけ掃除で考える力を
2025年5月26日
先週の児童朝会では、命を守るための大切な学習として、避難訓練や引渡訓練など防災の学習について、お話ししました。
今日は、お掃除も学習ですよと言うことについて、お話ししたいと思います。文理小学校は、本当にいつもきれいにしていると思います。お客様も「キレイにしていますね」と言って下さいます。管理人の木村さんがていねいに掃除をしてくれています。また、皆さんも毎日掃除をしています。
実は、学校の子どもが掃除をしない国があるそうです。そんな国の人が日本式の学校の良いところとして、掃除をまねしていることがあるそうです。
掃除は、私たちが学ぶ場所である校舎や教室をきれいにするために行っているのですが、私は、掃除も大切な学習の場だと思っています。「見つけ掃除」という言葉があります。いったい何を見つけるのでしょうか。
皆さんの掃除場所をよーく見てみてください。汚れている場所はどこも同じではないはずです。「見つけ掃除」は、まず、汚れている場所を自分で見つけることから始まります。次に、そこをきれいにするには、どんな道具でどんなふうにしたらいいかを、自分で考えます。
例えば、廊下が汚れていたとします。汚れをおとすためには、モップが良いのか、ぞうきんが良いのか。外の掃除で落ち葉がたくさんあったとします。竹ぼうきがよいのか、ふつうのシュロぼうきがよいのか、手で拾った方がいいのか、また、どんなふうに分担したらいいか、一人一人が考えて、みんなで協力して掃除をしていくことによって、自分の頭で考え、行動する力を身に付けることができるのです。
毎日の何気ない掃除でも、とても意味のある学習の場であるというこことが言えるのです。先生に言われたから、言われたようにするのではなく、きれいにするためには、自分はどうしたらいいか考えてみてください。今日からの掃除の時間から、生かして欲しいと思います。きっと、もっともっときれいな学校になるのではないでしょうか。また、今週の金曜日は、ボランティア清掃があります。この時にも、生かして欲しいものです。