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3年生 クラスで楽しく過ごすために

3年生 クラスで楽しく過ごすために

 たびたび学級会での話し合いの様子をお知らせしていますが、多くの場合は問題の解決のために時間を使っています。
 3年生になれば、自分の考えがしっかりできてきて他の子との意見の違いで問題が起きることがよくあります。先に書きましたが、1,2年生で旧担任から「困ったらみんなで話し合いましょう。」と指導を受けてきているので、多くの場合は自分たちで話し合って解決方法を見つけ出しています。
 ただ、今回は、「図書室でかりてきている本は誰のものか」という話で意見が割れてしまいました。人気のあるシリーズをみんなが借りていますが、続きが読みたいのに先の人がかりていて読めないので、机の上に読みかけで置いてある本を勝手に手に取って読んでしまっている。と、机の上のものは自分のものなのにさわられているのは嫌だ。と言うのです。
 道徳でいう葛藤場面であり、正解を見つけ出すにはそれぞれの正解を出し合うしかありません。その中から見つけ出した答えが、クラスの一番納得できる答えになります。今回はその時間に使うことにしました。
 司会団もよく頑張り、黒板は意見でいっぱいになりました。「別にさわられても構わないけどなあ」という寛容なものから、「貸し出しカードに名前を書いて借りているのだから、勝手にさわられるのは心配だ」という慎重派まで様々な意見です。最後のまとめになって一つにまとめられずに困っていたところ、司会団のある女の子の名言が炸裂しました。「これだけの意見があるのだから,相手のことを考えて生活することやん。」
 まさに、その通りです。みんなも「人のことを考えて生活しよう」というまとめに納得でした。これからも、いろいろな問題が起こるでしょうが、子どもたちは日々成長しながら解決してくれるのだろうな、と確信できた一時間でした。

活躍した司会団の子たちです。