勤労感謝の日から
2024年11月18日
今週の土曜日、23日は、勤労感謝の日です。この日も祝日でお休みです。日曜日が祝日の時は、振替があり月曜日がお休みとなりますが、土曜日が祝日の時はありません。土曜日そのものがお休みになるだけです。
この勤労感謝の日は、勤労つまり働くことをたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日とされています。日頃、みんなのためにお仕事をしてくださっている方々に感謝する日です。
この勤労感謝の日の始まりを調べていくと、どうやら食べ物に感謝することから始まっているようです。その始まりは平安時代だと言われており、今から千年も前です。その当時の仕事の中心は、農業でした。ですから、農作物の収穫を祝うお祭りだったということです。このことからも、いろんな神社の秋祭りもこの意味で続いています。
ところで、皆さんも毎日、食べ物を食べています。何と言って食べていますか。
「いただきます」ですね。ランチルームに、「生き物をいただき、わたしたちは生きている。 食べ物ありがとう。 作ってくれた人ありがとう。 元気で食べられることありがとう。」いう言葉をはっています。まさに、感謝の言葉です。
では、食べ終わったときは、何と言いますか。「ごちそうさまでした」ですね。
この言葉も、昔、お客様を迎えるために走り回って獲物をとってきてもてなしたと言われており、そんなことへのお礼の言葉として「ありがとう」という感謝の気持ちをで言うようになったそうです。これも、感謝の言葉です。
私たちは、こんなすばらしい感謝の言葉で、食事をいただいています。さて、皆さん、本当に毎回の食事に心から感謝できているでしょうか。決まり言葉だから、「いただきます」「ごちそうさまでした」を言っていないでしょうか。ランチルームの掲示のように、私たちの命をつないでいくために動物や植物の命をいただいているのです。また、農家の人・漁師の人、それを運んでくれた人、売ってくれた人、調理をしてくれた人、いろいろな人のおかげがあるのです。さらには、世界には、食糧不足で苦しんでいる人がたくさんいます。あたりまえのように、こんなふうに元気で食べられることにも感謝しなくてはならないと思います。
感謝の心をもって、「いただきます」「ごちそうさまでした」を言って食事をいただきましょう。