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観劇がありました

観劇がありました

今年の観劇は、劇団すわらじ劇園による「ひとつぶのお米」でした。

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あらすじは、次のとおりです。
 むかしむかしある所に大層裕福なお坊様と、惣兵衛という貧乏な百姓の少年がおりました。
ある日の事、惣兵衛が初穂をもらいに行くお坊様のお供をすることになりました。ところがお米を受け取り、運ぶのは全て惣兵衛にさせ、お坊様は行く家行く家でお酒ばかりいただいていました。そして、最後の家から初穂を受け取り、寺へ帰る途中、お酒に酔ったお坊様が惣兵衛にぶつかり、大事な初穂を落としてしまったのです。惣兵衛は必死に拾おうとしますが、お坊様から、「こりゃ砂がついて食べられん。こうしたらいいんじゃ。」と大事なお米を地面に捨て、足で踏み、砂で隠してしまいました。惣兵衛はびっくりしますが、「わしが間違った事なんかするわけない」と言われ、素直な惣兵衛はお坊様の言われるまま同じようにお米を粗末に扱ってしまいました。その日の晩、婆ちゃんに今日あったことを話すと、何てことをしたんだと叱られ、お前に罰が当たらなければいいがと言われ、そんなことあるわけないと言った惣兵衛でしたが、そういった途端、お米を踏んだ足が痛くて痛くてたまらなくなりました。
 さぁ、惣兵衛さんの足は治るのでしょうか。同じことをしてしまったお坊様はどうなるのでしょうか。

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近年、偏った栄養摂取や朝食欠食など、子どもたちの健康を取り巻く食の問題が深刻化しています。
食べ物を粗末にしないという内容から、食べ物を大切にし、感謝して食べる心を養う食育にも繋がったと思います。
子どもたちは、目の前で演じられるすわらじの方々の息づかいまで感じとり、自分なりに物語の内容を受け止め、考えることができました。

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劇団すわらじ劇園の皆様、ありがとうございました。