校長先生のお話

ちょっとの手で

ちょっとの手で

 先週の朝会で、梅雨のお話をしました。雨の大切さ、水の大切さ等についてもお話ししました。天気予報によると、今週は全国的に雨が降ったりやんだりするようです。気温が上がり、湿気もあるため、熱中症になりやすくなりますので、気を付けていきましょう。6月も、いよいよ今日と明日で終わりです。水曜日からは7月となります。
 さて、今日は、「ちょっとの手で」ということについて、お話ししたいと思います。
 「ちょっとの手」というのは何だと思いますか。その説明の前に、先週、とてもいいことをしてくれている人をたくさん見付けたことについて、ご紹介をしたいと思います。
 一つ目は、廊下に紙くずが落ちていたのを見て、これも自分から進んで拾ってくれてくれていた人を見付けました。
 二つ目に、誰もいないのに、水道の蛇口から水が出ているのを見て、黙って蛇口を閉めて、水を止めてくれていた人も見付けました。
 つまり、こんなふうに「ちょっとの手」をみんなで使っていきませんかということを言いたいのです。でも、この「ちょっとの手」を使うためには、その手を動かそうとする心がなくては動きません。どんな紙くずが落ちていても、トイレのスリッパが乱れていても、水道の水が無駄に流れていても、気づかないと、また、やろうという気持ちがなければ、使えません。さらに、人にしてもらうという考え方ではなく、人のために、みんなのために、学校のためにという考え方で、自分からしていくことが大切だと思います。
 3つの例だけでなく、皆さんは、この「ちょっとの手」をたくさん使っているのではないでしょうか。お友達がこまっていた時助けてあげたり、係や当番でなくても、その仕事をしてあげたりしていませんか。
 「ちょっとの手」、別の言い方をすれば、「心遣い」「小さな親切」とも言えるように思います。
 このようにみんなが、少しだけ「ちょっとの手」を使っていけば、学校がもっときれいになったり、生活や学習ができやすくなるとともに、皆さんの心もきれいになったり、いい気持ちになったりすることでしょう。
 みんなで実行していきませんか。