校長先生のお話

きのうは「すすはらいの日」でした

きのうは「すすはらいの日」でした

 だんだんと冬らしくなってきています。特に、今週は、この冬一番の寒波となっていると予報されています。北日本では、雪になっているらしいです。その寒さに負けず、風邪やインフルエンザ、そして新型コロナウイルス感染症の予防をしっかり一つ一つやっていきましょう。

 さて、昨日は、12月13日でした。この日は、昔から「すすはらい」の日とされています。すすはらいというのは、大掃除のことです。今では、大掃除は、ずっと後でしていますが、昔は早くからしていました。この日から、お正月の準備を始めるとされているのです。新聞やテレビで、お寺や神社でするすすはらいの様子が出ていましたん。日本では、新年を新しい心持ちで始められるようにしたいということから、新年が穏やかに迎えられるよう、また、新しい年にも作物がたくさんとれるようになどの願いもあり、年末に大掃除をしていると言われています。
 皆さんも、願いをこめて大掃除できるといいなと思います。
 そこで、皆さんに願いを込めて大掃除してほしいところを、三つ言います。
 一つ、「自分の周りの大掃除」です。お道具箱や机の中など、いらない物を捨て、整理整頓しましょう。きっと気持ちよくなります。
 二つ、「自分やみんなが過ごす場所の大掃除」です。学校であれば教室やトイレなど、おうちであれば自分の部屋や家族で過ごす部屋など、みんなで力を合わせてきれいにすると、喜びも大きくなります。
 そして、三つ、「心の中の大掃除」です。大掃除は見える場所だけではありません。これまで頑張ったことについては、自分でしっかり自分をほめて、自信をもちましょう。手抜きや逃げ出したことなど、自分でいやなところは、心のゴミ箱に捨ててしまいましょう。きっと、大掃除をした後のように、心の中もすっきりしていくことだと思います。
 大そうじでなくても、普段からやっていくといいと思います。