校長先生のお話

掃除は何のために

掃除は何のために

 6月の朝会も今日で最後です。また、1学期もあと3週間と少しとなりました。1学期のまとめをする準備に取りかかる時期ともなりました。早速、今週の金曜日には期末テストが予定されています。

 さて、今日は、掃除についてお話ししたいと思います。日本では、昔から「掃除」という文化が根付いています。例えば、スポーツの国際大会などで、試合の後で日本のサポーターが自分たちからごみ拾いすることが、世界中からすばらしいと紹介されています。また、一流企業の会社などでは、整理・整頓・掃除・清潔・躾をまとめて「5S」として、掃除を大切にしているそうです。
 また、日本の学校でも、昔から掃除を大切に考えています。どこの学校でも、「掃除の時間」があります。この日本式の学校のやり方を取り入れている外国の国もあるそうです。私は、学校で掃除の時間があるのは、次の6つの理由があると思っています。

  1. 学校はたくさんの人が生活しているので、ホコリや汚れがどうしても出てきます。そのために、衛生面・健康面を考えてきれいにすること。
  2. きれいにすることによって、気持ちよく過ごせ、やる気が出てくること。
  3. みんなで役割分担をして協力することによって、責任感や協力する心が育つこと。
  4. 手順を決めて掃除をするということを決めているので、段取りする力が育つこと。
  5. ホコリや汚れなど、周りの様子に気付く力が育つこと。
  6. 感謝の気持ちが育ったり、自分が役立っているという気持ちが育ったりすること。

 掃除の時間も、大切な学校での学ぶ時間だということを心にとめて、掃除をしたらいいなあと思います。
 合わせて、整理整頓も気を付けていきましょう。