校長先生のお話

食欲の秋から

食欲の秋から

 いよいよ10月になりました。この学年もちょうど半分が終わったことになります。
 先週の朝会でお話ししたように、季節は秋になっています。この秋という季節は、何をするにしても、とてもいい季節と言われています。例えば、読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋、実りの秋などとも言われています。真夏のような暑さはありません。また冬のような寒さもありません。本当にちょうどよい季節になります。じっくりとスポーツをしていくにも、しっかりと読書をしていくにも、ちょうどよいのです。このようにいい季節なのですから、いろんなことにがんばってもらいたいと思います。

 今日は、その中から、食欲の秋についてお話ししたいと思います。
 今でこそ、一年中様々な食べ物を食べられるようになりましたが、昔は、秋という季節にしか食べられない「旬」の食べ物が多くありました。つまり、食べ物がおいしい季節なのです。秋の旬の食べ物というと、果物ではブドウや柿、なしなどですね。お米や栗、しいたけ・カボチャ・サツマイモなどの野菜もあります。サケやカツオ、サンマなどの魚もあります。
 このように、おいしい食べ物が出回る秋だからこそ、「食欲の秋」と言われるのでしょう。また、食べ物が手に入りにくくなる冬を前にして、たくさんの栄養をとっておこうということもあると言われています。
 いずれにしても、健康な生活をしていく上で大切なものの一つが、食事です。朝ご飯は、午前中の大切なエネルギーのもとです。給食は、栄養士さんが栄養バランスを考えてつくられています。給食の献立表を見てみると、秋の旬の食べ物を入れてくれています。そして、晩ご飯も、お家の人が皆さんのことを考えて用意してくれています。

 成長期の皆さんにとって、体のもとをつくる食事は、とても大切です。その食事の上に、よく運動したり、しっかりと睡眠をとったりすることによって、元気な体がつくられていきます。そうすることによって、病気にもかかりにくくなります。いいことばかりと言えます。まさに、元気いっぱいのもととなります。