校長先生のお話

人権について

人権について

 今日は、12月5日です。今年の最後の月である12月に入って最初の朝会です。
 しだいに寒くなってきています。体調には、ますます気を付けてください。

 さて、今日は「人権週間」について、お話ししたいと思います。
 実は、昨日から、この人権週間なのです。この人権週間は、今から74年前の1948年12月10日に、国際連合という会議で、世界中の人たちが安心して幸せに暮らせるようにとの願いで、「世界人権宣言」が提案されました。そこで、この12月10日を世界人権デーとして、世界中で記念行事が行われるようになりました。日本では、1週間前の12月4日から10日までを人権週間としています。
 低学年の人にとって、人権という言葉は難しいかもしれません。人権とは、「世界中のだれもが、差別やいじめや仲間はずれのないように、安心して幸せに毎日を過ごすことができること」です。そのためには、世界中の人たちが、「自分を大切にするのと同じぐらい、家族やお友達、そして、他の全ての人たちを大切にしていきましょう」ということです。
 別の言い方をすると、誰かから自分が大切にされるからこそ、人は自分を大切にできるようになり、自分を大切にできるからこそ、人は他の人も大切にできます。
 そのためには、「ありがとう・すごいね・優しいね・うれしいよ・仲良くしようね」など、言われるとうれしくなって、ついニコニコ笑顔になる言葉をたくさん使っていくといいと思います。

 皆さん一人一人が大切にされなくてはならないのです。誰もが差別されたり、仲間外れにされたり、いじめられたりして絶対にならないのです。
 ぜひ、学校でも、おうちでも、いろいろな場所でも、心がけて欲しいと思います。