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徳島文理小学校防災学習の日②~避難訓練と防災・減災学習~

徳島文理小学校防災学習の日②~避難訓練と防災・減災学習~

 午前中の避難訓練に続いて、午後は、緊急時の児童引き渡し訓練です。大きな地震などが発生して、多くの社会・交通インフラがダメージをうけ、子どもたちだけでの下校ができないと判断されたときには、保護者の方に子どもたちの引き取りをお願いすることとなります。徳島文理小学校の校区は、全県下にまたがっています。急な災害時対応といっても、様々な困難が予想されます。子どもたちを、いかに安全に、そして安心して保護者の方のもとへお引き渡しできるのか。そのためには、何が必要で、どのようにすればスムーズに引き渡せるのかを、保護者の方、子どもたちとともに考える訓練にしたいと考え、この訓練を行いました。
 午後1時30分、訓練の開始を告げる一斉送信メールを保護者の方々へ送信。
 保護者の方が、迎えに来てくれるのを待つ間、ランチルームで静かに待機。午前中の訓練と学習もあり、非常に落ち着いて、静かに待機できていました。
 時間がたつと、お迎えの保護者の方が増えてきました。けれど、どの方も慌てることなく、学校側の指示に従って落ち着いて引き取りのための手順をふんでくださっていました。保護者の方のおむかえを告げられた子は、どこかしらホッとしたような面持ちでした。やはり、訓練とはいえ緊張していたのでしょうか。
 こうやって、大きな混乱もなく、3時15分に訓練は無事に終了しました。 しかし、本来このような引き渡し活動が行われるのは、大きな災害が発生した時です。思ってもみないことが多く発生することも考えられます。今回の訓練で分かったこと、見えてきたことをさらに改善点として、今後の徳島文理小学校の防災・減災活動に生かしていかなければなりません。子どもたちが、お迎えに来てくださった保護者の方と安心した表情で、無事に帰っていく姿を見るにつけ、その思いを強く持ちました。