令和6年度に向けた進学説明会におけるご質問への回答
2023年6月12日
去る6月10日(土)開催いたしました進学説明会に、多くの方々にお越しいただき、お礼申し上げます。当日、口頭でお尋ねいただきましたこと、アンケートにお書きいただきましたことで、ご質問があったものについて、お答えさせていただきます。
なお、今回の進学説明会で、体験授業も計画しようとしていましたが、コロナ等の状況が不明であること、日程的に難しいこと(急な変更はご迷惑になる)等を踏まえて、実施いたしませんでした。そこで、次回の入試説明会の折に、開始時刻を早めたり、体験授業についての事前申し込みをしたりして、実施したいと考えています。8月には、詳細を計画し、ホームページにてお知らせしたいと考えています。
したがいまして、10月14日(土)の入試説明会には、体験授業と入試問題の説明を中心に実施いたしますので、ぜひ、お越しくださいますようにお願い申し上げます。
Q1. 入試について、どのような内容でどの程度の学力が必要なのでしょうか。また、面接については、どのような準備をしておくべきでしょうか。仕事の関係で、両親がそろって出席できない場合が想定されますが、問題はないでしょうか
A1. 入試内容は、筆記テスト・全体活動・面接となっており、それらを総合的に考慮して判断しております。また、ペーパーテストでも満点をめざしていません。実際、過去10年の平均正答率も60%台となっています。特別な準備というよりも、毎日の生活体験を豊かにすることが大切と考えています。文字を書くということもテストにはありません。
ご家族が毎日一定の時間(15分間ぐらい)、本の読み聞かせをした後で、登場人物がそれぞれ何をしたのか等の内容を聞いてあげてください。いろいろな本を見ながら、ものの名前を覚えるのもおすすめします。鉛筆の正しい持ち方ができるかも見てあげていただければと思います。また、10までの数の操作ができるようにしてあげてください。
面接については、お子様への面接と保護者さんへの面接があります。お子様への面接については、何よりも、相手のお話を聞くこと、あいさつ・返事がきちんとできること、等の基本的な受け答えができていれば、大丈夫です。特別な難しいことを聞くことはありません。
保護者さんへの面接については、できるだけご両親が来てくださることをお願いしていますが、なかなか難しいことも承知しております。そろっていないことで、合否に関係することはありませんので、ご安心ください。ここでは、子育ての方針等のお考えをお伺いすることとしています。
Q2. 入学後、座っていられるか、学習についていけるか、心配です。もしも進度や理解度に差が出た際に、どのようなサポートがあるのでしょうか。
A2. まず、本校では、入学案内や説明会でもお話ししましたように、入学してしばらくは、スタートカリキュラムを編成し、少しずつ慣れていくようにするとともに、就学前教育を踏まえて指導をしていきますので、ご安心ください。
また、その後も、国語と算数については、毎月のテストを実施して不十分な所があれば、全体でも復習を行います。個別にも、再テストや個別指導を行うようにしています。
宿題については、発達段階に応じて、少しずつ増やしていくようにしています。
基本的には、課題学習は、学校での学びを復習すること、基礎基本的な内容を反復練習すること、音読や日記等の毎日することを中心に指導しています。そのような積み重ねをしてから、高学年で、「自学自習」できるようにしていきたいと考えています。ご家庭にお願いしたいことは、しているかどうかを確認してあげてほしいと考えています。
Q3. 放課後預かり教室への申込みに、就労条件が必要ですか。また、夏休みだけ等の申込みができるでしょうか。
A3. 本校では、「放課後預かり教室」を開設しております。1~4年生について、授業日の月曜日から金曜日に、放課後から午後6時30分まで、課題学習や読書、知育遊びを中心に実施しています。また、長期休業中にも、土・日・祝日・お盆・年末年始休を除いて、午前8時から午後6時30分まで実施しています。なお、この時は、給食がないので基本的にお弁当を持ってきていただくことになります。概要は、入学案内23ページにも掲載しております。
ご質問の申込みについてですが、入学前説明会で配布させていただく書類にお書きいただき、提出いただくことになります。就労条件等については確認しておりません。ただ、申込みが多くなった場合、両親ともに就労されお子様をみることができないご家庭を優先させていただくこともあります。
また、夏休みだけの申込みは、お断りさせていただいています。月11,000円の負担額は、年間を通しての一定額としております。さらに、登録しているから、毎日預かり教室に行く必要はありません。曜日によって習い事に行くお子様もおられます。
Q4. 通学方法はどうなつていますか。また、1年生からバス通は可能でしょうか。また、登校時刻は何時からでしょうか。
A4. 通学距離や交通事情等により、その状況が異なりますので、各ご家庭でご判断いただくことになります。現状として、自動車での送迎・バス通・徒歩によって通学しています。
1年生からバスや徒歩で通学している児童がたくさんいます。また、JRとバス併用する子どもが今年度数名おります。バス通学にいたっては、毎日利用する児童が全体の約20%以上となっています。毎年、4月の1ヶ月間は、駅前のバス乗り場で本校教員がお世話して、バス通に慣れるようにしています。また、バス通生の会も開き、高学年の児童が低学年のお世話ができるようにしています。バスは、市バスで、山城線もしくは南部循環線の利用となります。
Q5. いじめはあるのですか。それらへの対応はどうなっていますか。また、私立は教育委員会管理下ではないのですが、その点どうなっているのでしょうか。
A5. いじめは、すべての児童に起こりうるものという基本的認識をもっています。
いじめについて、まず、本校では、「学校いじめ防止基本方針」を策定し、全教職員あげて、その防止に取り組んでいます。例えば、次のようなことを実施しています。
● いじめを許さない学校づくり、仲間づくりに取り組む。
● いじめの兆候を見逃さない、見過ごさない。
● 学期毎に実施する友達関係のアンケートを行う。
● 児童の表情、日記、保護者からの手紙等により個別に聴き取りなどを行う。
● 教師と児童、保護者との信頼関係の構築を図る。
万が一、発生した場合も、いじめを受けた児童を守り抜くことから、問題の解消まで責任を持って取り組む体制を整えています。
その際、関係機関との連携も行っています。ご質問のように、私立学校は、教育委員会の管理下ではありませんが、指導助言は受けており、通知や調査も県総務課を通して実施しています。
Q6. 文理小学校には、プールがなかったと思いますが、水泳はしないのでしょうか。
A6. ご指摘のように、本校にはプールの施設がありません。それは、すぐ近くに、OKスイミングがありますので、そこで専門のインストラクターによる指導を受けているためです。これは、創立以来続けていることです。水泳も、大切な体育の授業でありますので、より効果的に泳力をつけていくようにしております。