校長先生のお話

明後日は、すすはらいの日

明後日は、すすはらいの日

 だんだんと冬らしくなってきています。寒くもなってきていますので、風邪やインフルエンザやコロナウイルスの感染症の予防をしっかりとしていきましょう。

 さて、今週の水曜日は、12月13日で、昔から「すすはらい」の日とされています。すすはらいというのは、大掃除のことです。
 皆さん、すすはらいの「すす」とは、何でしょうか。すすとは、物が燃えた時にできる燃えカスができます。その燃えカスとホコリがくっついたものを「すす」と呼びます。エアコンやストーブがなかった昔は、室内の暖房は火を使って、いろりで薪や炭を燃やしていました。ご飯を炊くにも一年中薪や炭を使います。部屋を明るくするにもロウソクや油からもすすが出ます。温かい空気は、天井の方に上がっていきます。そうなると、家の天井にはすすがたまる一方です。電気やガスが普及する前までは、どの家でも天井にすすがたまっていました。このようなたまったすすを、お正月前に掃除するということから、すす払いが行われるようになりました。
 今では、大掃除は、ずっと後でしていますが、昔は早くからしていました。この日から、お正月の準備を始めるとされているのです。毎年、新聞やテレビで、お寺や神社でするすすはらいの様子が出てきます。

 いずれにしても、自然の様子も行事でも季節は少しずつ変わっていきます。
 この二学期に、学校へ来る日もだんだんと少なくなっています。今日を入れて、ちょうど12日となりました。ひょっとすると、心の中にすすがたまっているかもしれません。最後まで、しっかりと学習に生活に取り組んで、きれいにしていきましょう。