校長先生のお話

今年は、うるう年

今年は、うるう年

 早いもので、2月も今日を入れて4日間です。今週の金曜日からは、学年最後の月である3月となります。29日の木曜日までは2月です。
 ここまで言って、聞きます。4年に1回しか、こない日があります。それは何でしょうか。それは、今言った2月29日です。この2月29日は、4年に1回しかないのです。普段の年の2月は28日までなのですが、4年に1回だけ、うるう年として、1日増やしているのです。
 どうして、そうしているのか調べてみると、太陽暦では、地球の周りを太陽が一周する周期を1年としています。しかし、太陽が地球の周りを一周するには365.2422日(365日5時間48分46秒)と、365日以上の時間が必要。この時に起こる5時間48分46秒のずれを修正し、1年を365日に保つためにうるう年が設けられているのだそうです。少し難しいですね。
 では、この2月29日に生まれた人は、4年に1回しか誕生日がこないから、年も、4年に1回しかとらないのでしょうか。日本の法律では、生まれた日(誕生日)を0歳として考え、翌年の誕生日前日が終了した時点で1歳年をとると定められています。つまり、2月29日生まれの人は、2月28日が終了した時点で1歳年をとるということです。だから、3月1日にお誕生日を祝うようです。
 こんなふうに、疑問をもつと、次から次へと分からないことが出てきて、調べたくなります。学習も同じだと思います。
 ちなみに、多くの場合、うるう年の年には、夏のオリンピックがあります。今年は、フランスのパリでオリンピックがありますね。もう一つ、アメリカ合衆国の大統領選挙がある年でも、うるう年なんですね。
 皆さんも、不思議に気づき、不思議を調べ、また、新しい不思議を見つけることにも挑戦してみてください。