校長先生のお話

「自分から」が大切

「自分から」が大切

 先週の金曜日、香川県の高松に出張していました。それは、大学の高松駅キャンパスを建設していて、「上棟式」があり、それに出席していたのです。つまり、建物の骨組みの最後を取り付けることを「棟上げ」と言います。それを祝い、その後の工事が安全に進むように願う式でした。そこでは、儀式とともに、餅投げも行われ、皆さんは高松までいけませんので、お祝いのお餅を持ってきてくれていて、全員分配ってくれていると思います。学園が、大きくなることをうれしく思います。

 さて、1月の終わりに「学習・生活がんばりカード」をしてもらいました。覚えていますか。全校で、同じ40項目でABCDや番号に○をつけてもらいました。その結果を集計してみました。ほとんどの項目で、皆さんの頑張りが分かりました。ずいぶんとよい結果の項目もたくさんありました。
 しかし、ずっと何年も変わらず、十分でないものもありました。それは、「授業中、進んで自分の考えを発表している」「授業中、大きな声で最後まできちんと発表している」「授業で分からないとき、先生に質問している」でした。それも、3つともに、学年が上がるにつれて、できていないとこたえているのです。3つに共通しているのは、授業中のことです。でも、「授業中、先生や友達の話をきちんと聞いている」は、結果がよいのです。つまり、発表したり、質問したりするいう、授業中に自分からすることが十分でなく、人の話を聞くことがよいということなのです。学習を自分からあまりできていないかもしれないですね。
 さらに、十分でないものがあります。「友達のまちがった考えや行動に対して、はっきり言える」でした。つまり、友達がすこしいけないことをしていても、注意できないということになります。これも、自分からすることです。
 どうも、自分からということについて、直していくヒントがあるようですね。皆さん一人一人が考えてほしいと思います。