校長先生のお話

阪神・淡路大震災記念日を前に

阪神・淡路大震災記念日を前に

三学期が始まって、一週間です。もうお正月気分の人はいないと思います。先週お話ししたように、一日一日を大切にして総まとめと次なる学年への橋渡しとなるようにがんばってください。
明日16日からは耐寒訓練が始まります。寒い中ですが、まさに寒さに耐えて、しっかりと体と心をきたえていきましょう。でも、寒さもあり、かぜやインフルエンザも気になります。十分に気をつけていきましょう。

そして、明後日の17日は、とても大切な日です。それは、阪神淡路大震災記念日であり、防災とボランティアの日となっているからです。皆さんが生まれるずっと前、今から23年前、1995年1月17日午前5時46分、神戸市や淡路島を中心に大きな地震が起こりました。朝早い時間帯だったので、まだ布団に入っていた人も多く、倒れてきた家具に挟まれたり、家そのものが崩れて下敷きになったり、火事も起こり、たくさんの家が焼けてしまいました。なんと6000人を越える方々が命を落としました。そのための、忘れてはならない大切な日なのです。この時、全国からたくさんの人がボランティアが来て、支援にあたりました。このことも、忘れてはならないことの一つでもあります。
また、2011年3月には、東日本大震災でも、大きな災害が起こりました。最近では、熊本県を中心にした大きな地震が起こりました。日本の国は、昔から多くの地震が発生しています。それは、地理的なこともあり、どうしようもないことなのです。

いつも言っていますが、災害は、いつ、どこで、どのように発生するか分かりません。改めて、自分の命を守るために、どうしたらいいか、しっかりと考える機会にしてほしいと思います。昔からのことわざに、「備えあれば憂いなし」とあります。いざと言うときのために、水や食料、避難するためのバッグなどを用意したり、どこに避難したらいいか家族で話し合っておいたりすると、いいですね。