校長先生のお話

定期健康診断の大切さ

定期健康診断の大切さ

 季節が、春から夏に向かっているのを感じます。それは、校庭の桜の木を見ていても分かります。青々とした緑の葉っぱがたくさん茂ってきています。また、日増しに暑くなってきています。今日から、冬服の上着を脱いでも良いことになっています。汗はしっかりと拭き、水分も摂るようにしましょう。
 さて、最近、保健室で健康診断を受けている様子を見かけします。先週は眼科健診、今週は、内科健診と歯科健診があります。
 健康診断は、何のために行うのでしょうか。それは、学校に来ている皆さんが健康に過ごせるために行っています。それも、「学校保健安全法」という法律で、毎年この時期にするように決められている行事なのです。行事ということで、運動会や遠足などと同じで、とても大切な行事なのです。その法律では、難しい言葉で、「健康の保持増進」という目的が書かれています。
 つまり、学校生活を送るのに無理はないか、気を付けなくてはならないことはないか、を検査して、もしも何かあれば、ここを治しましょうとお知らせするのです。そして、そのことを通して、お家の人にも健康について考えてもらう機会にしています。また、学校はたくさんの人が集まって学習・生活するので、他の人にうつるような感染症などがないかどうかも分かれば、安心して学校生活を送ることができます。
 健康は、小さな努力の積み重ねです。逆に、不健康は、しなくてはならないことをしなかったり、無理を続けたりして、なってしまいます。例えば、虫歯は、毎日の歯磨きをきちんとするという努力の積み重ねで、予防できます。逆に、歯磨きをさぼっていくと虫歯になってしまいます。
 また、睡眠不足が続くと、風邪をひきやすくなったり、暗いところばかりで本を読んだり、ゲームやテレビばかりしていたりすると、目が悪くなってしまいます。
 早寝早起き朝ご飯という言葉があります。元気いっぱいに登校するための一番大切なことです。全国調査の結果では、この早寝早起き朝ご飯を実行していっているほど、学校の成績が良かったり、運動の記録が良く活躍したりするということです。体育の時間や休み時間の外遊びも、健康づくりに役立ちます。
 これらのことは、他の人にしてもらうことではありません。一人一人自分でやっていくことです。これを健康管理と言います。みんなで気を付けましょう。