校長先生のお話

梅雨時の恵み

梅雨時の恵み

 一昨日の土曜日、来年度の入学を考えておられる方がたくさん来られていました。
 皆さんの授業の様子についても見学されました。その時のアンケートに、多くの方が皆さんの姿を褒めてくださっていました。私もとてもうれしく思いました。これからも、続けてしっかりと頑張っていきましょう。

 さて、雨がしとしと降る季節が続いています。梅雨(つゆ・ばいう)と言います。今年は、特にいつもの年よりずいぶん早く梅雨入りになりました。元気いっぱいの皆さんにとっては、運動場で遊べない日があると、いやな季節かも知れません。
 でも、この季節、この梅雨時のたくさんの雨を必要としている人がいます。それは、農家の人です。特に、お米をつくめためには,どうしても必要な雨なのです。稲は、5月に苗を植えて、この時期の雨で大きく成長します。稲を大きく丈夫に育てるためには、どうしても梅雨時の大量の水が必要です。まさに,米作り農家にとっては「恵みの雨」なのです。
 また、この時期に元気いっぱいに花を咲かせている植物があります。それは、あじさいです。あじさいは、昔から梅雨時を代表する植物として有名です。あじさいは、小さな花を一箇所に集めて咲かせていて、離れて見ると、まとまった大きな花のように見えます。私は、あじさいの花には、一つ一つが協力している美しさがあるように見えます。そして、花の色も場所や時期によって、ピンク・赤・ムラサキなどに変わってきます。

 こんなふうに見ていくと、この梅雨時も、梅雨時の恵みを感じることができるのではないでしょうか。