校長先生のお話

言葉の大切さ

言葉の大切さ

 梅雨が続いています。毎年、この時期になり、梅雨が本格的になったり、終わりごろになると、大雨が降り、被害が出ることがよくあります。今年は、そんなことがないように願っていますが、心配もしています。

 さて、今日は、言葉の大切さについてお話ししたいと思います。言葉には、不思議な力があると言われています。例えば、今日は雨が朝から降り続いて、何となく重たい気分でしたが、でも、「おはようございます。今日も元気に頑張りましょう。」と明るく元気に挨拶されたら、晴れ晴れとしたさわやかな気分となれます。言葉によって、とてもよい気分に変えられるのです。逆に、今日も頑張ろうというよい気分でいても、だれかに意地悪なことや嫌なことを言われてしまうと、気分が落ち込んでしまうことがありますね。
 そんな風に、言葉には、不思議な力があるのです。
 チクチク言葉とフワフワ言葉というのを聞いたことがある人、いますか。チクチク言葉というのは、言われると心がチクチクと痛むような、いけない言葉です。逆に、フワフワ言葉は、言われると心がフワフワといい気持ちになる言葉です。
 また、何気なく言った言葉でも、言われた人にとっては気分が落ち込んでしまうことがあります。みんなが、笑顔で元気に、そして、やる気を持って学習したり生活したりするためにも、お互いに言葉を使うとき、気をつけ合うことが必要となります。
 ここまで言うと、どんな言葉がよいのか、よく分かりますね。
 さらには、日本語には「敬語」があります。低学年の人には難しいですが、敬語とは、相手を敬って、尊敬して、あるいは丁寧にして使う言葉です。友達とお話しする時と、先生とお話しする時とでは、話し方がちがうはずです。
 その時、相手によって、よい言葉を使うことも心がけていくといいなあと思います。