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令和6年度に向けた入試説明会におけるご質問への回答

令和6年度に向けた入試説明会におけるご質問への回答

 先日は、本校の令和6年度に向けた入試説明会を開催いたしましたところ、多くの皆様にお越しいただき、誠にありがとうございました。その折には、想定以上の多くの方々にご参加いただき、机椅子が足らず、急遽増やすことになり、後方の方には、狭い状態となりご迷惑をおかけしました。また、当日は多数のアンケートにお答えいただき、重ねてお礼申し上げます。
 当日、幼稚園等の運動会開催となり、説明会に参加できなかったというお話もおうかがいしました。学校見学並びに入試説明等はできますので、見学希望についてお申し付けください
 説明会のアンケートでお出しいただいたご質問について、次のように回答させていただきます。

Q1. 放課後預かり教室についてお尋ねします。入学後、いつ頃から預かってもらえますか。この教室のことについて、もう少し詳しく教えてください。

A1. 放課後預かり教室については、年々、ご希望される方が多くなってきています。そのため、2階の自由活動室を専用教室して、環境整備を行い実施しています。基本的には、共働き等で放課後にお子様を一人だけにできないご家庭に対して、お預かりする教室を実施していますが、特に就労証明の提出をお願いはしていません。
 新1年生の預かり教室開始は、入学式の翌日からとなっております。その際、1年生は当初、まだ給食を実施していませんが、預かり教室に残っている場合は給食も用意するようにしています。
 教室の内容としては、1~4年生を対象として、授業日の月曜日から金曜日に、放課後から午後6時30分まで、課題学習や読書をして、それが終われば知育遊び(レゴ・折り紙・オセロ・ブロック・カルタ等)をしています。また、長期休業中にも、土・日・祝日・お盆・年末年始を除いて、午前8時から午後6時30分まで実施しています。指導するには、本校教員と文理大学で教員を目指す学生があたります。夏休みには、徳島文理大学の先生方や学生さんのご協力による特別教室も開催しています。
 あくまでも放課後の午後4時30分からの指導となりますので、それまでに帰宅される場合は、入級を申請される必要はありません。預かり教室から、自分で塾や習い事に行っている場合もあります。各ご家庭のご都合で、お考えください。
 さらに、指導員の報酬やおやつ代・諸経費等を年間で均等割して、別途1万1千円のご負担をお願いしています。したがいまして、夏休み・冬休みだけということは想定しておりません。

Q2. 給食のアレルギー食は、どのようになっているでしようか。

A2. 食物アレルギーは、症状によっては生命の危険につながる恐れがある疾患であり、学校給食における除去食やアナフィラキシー対応が求められています。学校で対応する基本方針としては、①保護者との事前協議を行い、児童にとって安全・安心な給食とする。②文部科学省「学校給食における食物アレルギー対応指針」に則り、医師の診断(学校生活管理指導表)に基づいて対応する。③医療機関・学校医等の専門的機関、及び給食委託業者との連携を図り、対応する。としています。
 実際には、保護者の方とのご相談の上で、アレルギーへの対応をしております。詳細については、個別に、入学前にご相談させていただきます。

Q3. 学習が遅れたり、テスト結果が十分でなかったりした時は、どうするのですか。また、家庭での学習に対するフォローは、どの程度すればよいのでしょうか。

A3. 学習については、学校で指導をすることが当然と考えています。どの学年においても、普段の授業を充実することにより学力の定着を図っていきたいと取り組んでいます。その上で、毎月、国語・算数の月例テストを実施したり、毎学期はじめに実力テスト、学期のおわりにを期末・学年末テストを実施したりしています。
 ここで、基準点を設定し、再テスト・再々テストを行い、分からないことをそのままにしないようにしています。場合により、放課後等を活用して補充学習をすることもあります。学年があがるにつれて、家庭学習の量も増えてきます。それらをこなしていくことにより、学力の向上ができるようにしています。
 特に、低学年では、無理な詰め込みよりも、あたたかく見守っていただき、宿題ができているかの確認したり、音読を聞いてあげたりしていただくことが大切と考えています。

Q4. いじめや不登校はあるのですか。公立と比べて多いですか。また、それらへの対応はどうなっていますか。

A4. いじめや不登校は、コロナ禍の後、全国的に増えてきています。全国調査の結果公表以来、心配が広がっています。本校も、同様に心配しているとともに、これらは、すべての児童に起こりうるものという基本的認識をもっているところです。本校では、保護者のご理解が高く、連携・相談ができやすいということから、公立学校よりも少ない傾向にあります。
 いじめについて、まず、本校では、「学校いじめ防止基本方針」を策定し、全教職員あげて、その防止に取り組んでいます。例えば、次のようなことを実施しています。
 
 ●いじめを許さない学校づくり、仲間づくりに取り組む。
 ●いじめの兆候を見逃さない、見過ごさない。
 ●学期毎に実施する友達関係のアンケートを行う。
 ●児童の表情、日記、保護者からの手紙等により個別に聴き取りなどを行う。
 ●教師と児童、保護者との信頼関係の構築を図る
 万が一、発生した場合も、いじめを受けた児童を守り抜くことから、問題の解消まで責任を持って取り組む体制を整えています。
 不登校についても、同様に全教職員が共通理解した上で、早期発見・早期対応に取り組んでいます。また、不登校気味の児童がいた場合は、家庭との連携、相談機関等の利用、保健室登校等々の対応を図るようにしています。特に、不登校については、その要因や状態等が多様化しています。その状態等を十分に踏まえて、登校刺激を加えたり、適切な働きかけをしたりするように留意しています。

Q5. 津波など災害に備えて、どのように計画・準備していますか。

A5. 自然災害、とりわけ南海トラフ巨大地震が近い将来発生すると言われています。東日本大震災以降、国をあげて、防災対策に取り組んでいます。本校においても、「危機管理マニュアル」に位置づけ、様々な時間帯を想定した対応を決めています。地震津波対策については、「南海トラフ地震防災規定」「高潮・津波避難確保計画」を策定し、消防局に承認いただいています。ハザードマップによると、約3mの浸水が想定されています。2階以上の避難で良いことになっていますが、大事をとって、津波避難は4階としています。
 訓練は、年間2回または3回実施しています。その都度、火災・地震や津波等の想定を行い実施しています。今年度は、5月23日を防災学習の日として、実施しました。まず避難訓練を、第一次避難を駐車場に、第二次避難を校舎4階としました。その後に学級活動として防災学習を各学級で行い、同日の午後には、「引渡訓練」を行い、保護者に安全かつ確実に引き渡しができるように行いました。2回目は、今月26日に、消防署の協力を得て、特殊車両も来てもらい大規模に実施することにしています。
 その他、防災対策として、次のようなことを行っています。
 ●建物は耐震構造となっており、窓ガラスも飛散しないように網入りとしています。
 ●危機管理マニュアルを策定し、全教職員が共通理解・役割分担しています。
 ●校内の施設で、倒れる可能性があるものについては、全て転倒防止対策をしています。
 ●万一のことを考え、全員が最低でも3日間は過ごせるように、食料・簡易トイレ・飲料水・毛布等々の備蓄をしています。
 ●各教室には、一人一人に折りたたみ式の防災ヘルメットを置くようにしています。
 ●情報取集のための防災ラジオ・緊急通報システムを利用するようにしています。
 ●各家庭への一斉メール配信システムの確実に構築しています。

Q6. 不審者などへの防犯体制は、どうなっているでしょうか。

A6. 子どもたちにとっての安全は、何よりも大切なこととして考えています。ご質問の不審者などへの防犯体制については、次のような取組を行っています。
 ①校舎・校庭に入れないように、高いフェンスで全て取り囲んでいます。
 ②監視カメラを設置し、常に稼働しています。
 ③入り口は、オートロックとして、モニターを確認した上で職員室から解錠します。
 ④不審者等については、「危機管理マニュアル」に位置づけて、全教職員が共通理解して対応する体制を構築しています。⑤警察等への緊急連絡体制も構築しています。

Q7. 子どもの通学方法及びバス通は、どうなっているでしようか。送り迎えをしてもよいのでしょうか。

A7. 基本的に通学方法については、その距離や交通事情等により、その状況が異なりますので、各ご家庭でご判断頂くことになりますが、現状として、大まかに保護者による送迎5割、バス通3割、徒歩2割となっています。1年生からでも、バスや徒歩で通学している児童がたくさんいます。また、JRとバス併用する児童も、今年度数名おります。
 なお、低学年は、帰りにはバスの時刻に併せて停留所まで付き添っています。さらに、定期的に「バス通生の会」を開いて、全体指導しています。その際、高学年は低学年のお世話をするようにお話ししていますので、実際、学年を越えたあたたかい交流ができています。年度当初は不安もあるということで、4月中は、毎朝、本校教員が1名駅前で子どもたちへの指導に当たります。
 送迎については、ご家庭の判断です。ただ、かなりの台数になりますので、入学式の後での説明で、その方法を具体的にお話しさせて頂きます。安全のためにマニュアル化した乗り入れ方をしていただくことになります。帰りについても、同様に引き渡しを安全にできるようにご協力をお願いしています。

Q8. 学年の人数や、学年準備室について教えてください。

A8. まず、学年の人数については、現在40人台から60人台と、バラバラです。その年によって異なりますが、全校児童数339名なので、平均すると50人台となっています。
 また、各学年には、学年準備室が配置されています。文字通り、各学年の学習活動の準備等に活用しています。具体的な活用例として、次の通りです。
 ●教室に置きにくい絵の具セット・画板・習字道具・置き傘等々を整理して保管しています。
 ●生活科や図画工作科・理科等の学習途中の制作物・実験物等を一時的に置いておきます。
 ●タブレットの充電保管庫の設置場所にしています。
 ●グループ活動する際に、教室の延長として活用しています。
 ●体操服に着替える際、女子更衣室として活用しています。 等

Q9. 各学年で、その都度購入する教材があるみたいなので、だいたい6年間でこの時期にこんなにものをと知れたらうれしいです。1年生で絵具セット、2年生で辞典とか、先走って購入をさけたいと思います。

A9. 新1年生については、1月に開催予定の入学前説明会において、購入していただくものを展示して購入希望をとらせていただきます。
 また、それぞれの学年で必要となる教具等についても、その都度、参観日に展示して購入希望をとるようにしております。したがって、学校から説明のあった時に、購入をお考えいただければと思います。

Q10. 国語力(母国語)をあげたいので、その点について、いろいろ知りたいです。

A10. ご指摘のように、本校では、国語力は全ての土台となるという認識のもと、その向上に努めています。また、国語力は、すぐに向上するものではないとも考えています。
 大きくは、次の3点に力を入れています。
 ①読書活動の推進です。読書タイムの設定、親子読書会、校内読書感想文・画、各学年ごとのこれだけは読もう20冊と読書カード、低・中・高学年ごとの図書室設置などを行い、言葉を学び、感性を磨き、知識を増やし、思考力を高めていきます。
 ②毎日の日記指導、適宜の作文指導を継続しています。書くことを通して、言語能力を高めていきます。書くためには、言葉の力、思考力、表現力、国語力そのものが必要です。
 当然、担任による賞賛等のコメントが次なる意欲となります。
 ③様々な言語活動を展開します。「読む」「聴く」というインプットと、「話す」「書く」というアウトプットを、各教科等の授業の中に位置付けて学習を展開するようにしています。これは、一般社会でも同様に行われていることと思います。
 いずれにしても、繰り返し繰り返し継続していくことが、重要なことであると考えています。

 今後も、何かご不明なことがありましたら、電話やメールでお尋ねくださればと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。