校長先生のお話

立春が終わりましたが

立春が終わりましたが

 一昨日の土曜日が節分でした。そして昨日の日曜日が立春でした。昔からの暦の上では、もう春ですよということですが、まだまだ寒さが続き、あまり実感はないと思います。

 節分と言うよりも、昔からの伝統行事として行われている豆まきで知っていることでしょう。皆さんの中にも、土曜日の夜、豆まきをした人もいると思います。
 この豆まきには、鬼が登場します。桃太郎やこぶとりじいさんのような昔話にも登場します。また、遊びの中にも、鬼ごっこのように登場します。豆まきと鬼については、今から千年以上も前、鬼が京都にやってきて、大勢の人々が力を合わせて、たくさんの豆をまいて、鬼を追い払ったという言い伝えがあるそうです。そんな言い伝えから、豆まきをするようになったとも言われているのです。
 今、考えてみると、寒さに負けないで元気に豆をまいて、悪い鬼や病気を退治したり、自分の中にある弱い心を追い出したりして、温かい春を迎えたいという気持ちがあったのではないだろうかと、私は思います。
 この2月の寒さの中でも、植物は、どんなに寒くても、冷たい雨や雪が降っても、寒さにじっと耐えています。そして、この寒さの中でも、少しずつ少しずつ芽を膨らませたり、葉を広げたりしています。また、花壇を見てみると、土の中からチューリップの芽が出てきています。このように春は、確実に近づいているのです。

 最後に、いよいよ一味会が近づいてきました。学習に、一味会の練習に、しっかりと頑張ってくれていると思います。一味会の最後の仕上げ段階だと思います。また、学年のまとめの時期でもあります。しっかりがんばりましょう。